新型コロナウイルスの被害を受けた生産者支援! 「ファクトリエ マルシェ」を開始

日本の語れるものだけを販売する工場直結ブランド「ファクトリエ」は、自然栽培有機農業に携わる吉本法史氏と共同で、新型コロナウイルスにより間接的に被害を受けている九州の自然栽培の農家・自然放牧の酪農家を食べて支援する新プロジェクト「ファクトリエ マルシェ」を3月20日にスタートさせた。旬の野菜やネットにない商品を販売し、月に1回は農場・牧場からの生配信も行われる。


こだわりの商品という共通点からプロジェクトを開始


全国小・中高校の臨時休校方針で学校給食が停止したことで、納入予定の野菜や牛乳が安く市場に流れ、全体の市場価格が下がっていることから、生産コストが高く、価格をあまり下げられない自然栽培の農家や自然放牧の酪農家は、出荷数の減少に悩まされている。

さらに外食・ホテル産業などが打撃を受けたことで、こだわりの食材を仕入れる企業がより少なくなっているのが現状だ。

そこで、業種は違えどこだわりの語れる商品だけを扱うファクトリエとして、何かできないかと考えた結果、この新プロジェクト開始することとなった。

「ファクトリエ マルシェ」で生産者と消費者を繋ぐ


同プロジェクトの柱は大きく分けて3つ。

1.旬の詰め合わせ「九州うまかもんセット」の販売


自然栽培・自然放牧にこだわった生産をしている、農家・酪農家の美味しい野菜やミルクなどのセットを販売。
<3月のセット内容(※予定)>
・自然栽培農家「たかちゃん農園」の野菜セット
・価格:3,300円(税込、送料込)
・セット内容: ライブ配信にて決定
※1日上限15セット。ライブ配信後 5日間限定販売。


2.加工食品の販売


こだわり生産の農家・酪農家の加工食品を販売。店舗では試食も用意される。
< 取扱商品(※24日から開始予定)>
・苺100%の「苺ジャム」 (イシダファーム/福岡県産)
・無農薬「蜂蜜 」 (わかまつ農園/福岡県産)
※変更、追加の可能性あり


3.農家・酪農家と繋がる! 現地から生中継&ライブ配信


月に1回程度、吉本氏が訪れている農家・酪農家と店舗を繋ぎ、来店者はその生産者の商品を食べながら話を聞くことができる。またその模様はライブでも配信される。

さらに、新型コロナで打撃を受けている農家・酪農家を食べて支援するだけでなく、彼らと消費者をつなぎ、本当にこだわりの生産を知ってもらうきっかけの創出も担う。


【第1回 ライブ配信】
日時:3月20日(金)12:00~13:00 (於)ファクトリエ銀座店
中継先:自然栽培野菜農家「たかちゃん農園」(熊本県玉名市)
配信先:Instagram ファクトリエ公式アカウント
https://www.instagram.com/factelier/ 

「ファクトリエ マルシェ」購入方法

3月末まではファクトリエオンラインストアのイベントページから購入することができる。今後は特設サイトの「ファクトリエ マルシェ」から購入ができるようになるという。

決済方法


クレジットカード、または銀行振り込み

発送方法


1. クール便で農家・酪農家から直送
2.ご注文内容に応じて、個別に宅配便・クール便で発送


ファクトリエ
https://factelier.com/
ファクトリエ イベントページ
https://factelier.com/products/event/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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