佐賀県みやき町、地方自治体として初めて「スマート農業アライアンス」へ参画

株式会社オプティムと佐賀県三養基郡みやき町は、AI・IoTの活用を推進し、住民の健康福祉拡充、町の経済発展を目指すことを目的として、「AI・IoTの推進に係る包括連携協定」を5月18日に締結し、農業分野においてAI・IoTを活用したスマート農業を推進すべく、オプティムが設立した「スマート農業アライアンス」へ地方自治体として初めて参画する。


このアライアンスを活用して、遊休耕作地の有効活用、新規就農者の増加、みやき町の基幹産業である第一次産業のさらなる発展を図るべく、町内の生産者と一体となり、ガバメントクラウドファンディング(以下、GCF)を活用したスマート農業による一次産業活性化事業を推進する。

GCFとは、ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディング。自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みとなっている。GCFの仕組みを使うことにより、自治体の財源だけでは実行が困難なプロジェクトを推進することが可能となる。みやき町が行うGCFにて集められた寄付金は、すべて今回のスマート農業推進費用に充てられ、事業を遂行するにあたって寄付金で賄えない分はみやき町の自主財源で補う。

<参考URL>
株式会社オプティムの農業の取り組み
https://www.optim.co.jp/agriculture/
スマート農業アライアンス募集ページ
https://smartagri-jp.solflare.jp/alliance
佐賀県三養基郡みやき町
https://www.town.miyaki.lg.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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