「太陽光利用型環境制御ハウス」で高糖度ミニトマトを栽培するOSMIC、企業の農業参画をサポート

株式会社OSMICは、太陽光利用型環境制御ハウスで生産されるOSMICトマト栽培のサポート事業を開始した。
今回のサポート事業は、農業ビジネスへの参画を目指す三交不動産株式会社との業務提携によるもので、今夏からの生産に向けて栽培技術の提供等を行っていく予定だ。


「太陽光利用型環境制御ハウス」とミニトマトの高糖度品種「OSMICトマト」


太陽光利用型環境制御ハウスは、気化熱による冷却装置やヒートポンプによる冷暖房装置等利用した次世代型のビニールハウスだ。

OSMIC(オスミック)は、独自配合の土や肥料の開発にノウハウを持つ農業ベンチャーで、高密度微生物有機培土を活用した太陽光利用型環境制御ハウス(オスミックハウス)で、ミニトマトの高糖度品種「OSMICトマト」の生産・販売を行っている。

OSMICトマトは在来品種と比較し糖度が高く、太陽光利用型環境制御ハウスを利用した同社の生産実績は、農業ビジネスへの参画を目指す多くの企業や団体から注目を集めている。

太陽光利用型環境制御ハウス内の様子

今後は、2020年3月に5連棟の太陽光利用型環境制御ハウス2棟を三重県津市に設置する予定。サポートを受ける三交不動産では、農業を新たな事業メニューと位置づけ、高糖度ミニトマトの通年生産に取り組む考えを示している。


株式会社OSMIC
https://osmic.jp/
三交不動産株式会社
https://re.sanco.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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