能登から届く“あんしん”の新米。スマート農業が育てた品種「ゆめみづほ」物語 【令和7年産スマート米農家 株式会社ゆめうらら・裏さんインタビュー】

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全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米作りをしている「スマート米」。先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。

今回は、2025年(令和7年)にスマート米「ゆめみづほ」を生産した、石川県の裏 貴大さん(株式会社ゆめうらら)にお話をうかがいました。

裏さんは以前からスマート米を手がけてこられましたが、2025年からは石川県内ではポピュラーな地元の品種「ゆめみづほ」を栽培。2024年の震災や豪雨災害の影響を受けながらも、ドローンなどのスマート農業技術を活用して、能登から全国においしいお米を届けています。

裏貴大さん(株式会社ゆめうらら)

石川県内ではおなじみのブランド米「ゆめみづほ」


2003年に石川県で生まれた新しいブランド米「ゆめみづほ」は、「ひとめぼれ」とコシヒカリの系譜である「越南154号」の交配よって誕生。石川県の早生品種の代表格で、県内では奨励品種として「コシヒカリ」の次に多く栽培されています。瑞穂(みづほ)の国の夢のあるブランドとして「ゆめみづほ」と命名されました。

その味わいについて裏さんは、「これまで作ってきた『ひゃくまん穀』や『コシヒカリ』とは真逆で、あっさりした食感の中に甘みがありながらも、粘りは控えめです。おかずをメインにした食事や、チャーハン、かつ丼のような料理にマッチします。すき焼きのように甘めなおかずにも合いますよ」

裏さんが「ゆめみづほ」を作っている能登半島は、昼夜の寒暖差や豊かな土壌、清らかな雪解け水と、おいしいお米が育つ好条件がそろった地域。中でも株式会社ゆめうららの水田は「米・食味鑑定士協会」の「環境特A地区」認定を受けており、水質や生物の生息の調査を経て安全性が証明されています。

また、酒蔵とタッグを組み、「ゆめみづほ」だけを使った日本酒づくりにも挑戦。「IWC」(インターナショナルワインチャレンジ)という国際大会で最高賞を受賞したこともあります。


ドローンが飛ぶ姿が当たり前になる農業に


裏さんが2025年のスマート米栽培に取り組む中で特に活用したスマート農業としては、猛暑対策としてドローンによる液肥散布の効果が大きかったとのこと。

「これだけ猛暑になると稲のエネルギーの消耗も激しい。ドローンでの液肥散布は農薬を撒くのと同じ仕組みでできてしまいます。粒剤の肥料よりも撒きムラが発生しないところもいいですね」

2024年に起きた震災は裏さんが管理する圃場にも大きな影響を及ぼし、米を栽培できるようになるまでには大変なご苦労もあったとのこと。そこからの復旧にも、労力を軽減できるドローンはかなり活躍してくれました。

「今後はゆめみづほを乾田直播にして、ドローンの稼働率も上げて行きたいと思っています。防除の時だけでなく、栽培している期間中は、防除・施肥・センシングなどでいつもドローンが飛んでいる光景を当たり前にしていきたいんです」


被災から1年あまりは、圃場に開いた溝などで満足に栽培できなかった時期もありました。それでも心が折れなかったのは「家族も従業員もいたけれど、なによりもこの地域の仲間がいたことが心強かった」からだったそうです。

農業用ドローンはさまざまな場面で人の作業を軽減してくれています。それでもまだまだ、能登の昔ながらの農家さんの間では珍しい光景です。裏さんが目指すのは、労力を軽減することでむやみに栽培面積を拡大するのではなく、ひとつひとつの米をていねいに作るための余裕と人員を生み出すこと。石川県民の日常に溶け込んでいる「ゆめみづほ」の味を、スマート米をとおして全国のみなさんも味わってみてください。


■せっかく新米を選ぶなら「あんしん」にこだわりませんか


今年の新米は、どの産地のどんな銘柄のお米を選びますか? お米を選ぶときは、自分好みの味わいだけでなく“栽培方法”も大事なポイントです。農薬や化学肥料の使用量を抑えて育てられた、子どもや家族みんなにあんしんなお米を選びたいですね。

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、AI・ドローンなどを活用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米がそろいます。

各地の人気銘柄から、あまり見かけない貴重な銘柄をラインナップ。白米と同じように炊飯器で手軽に炊ける「無洗米玄米」も人気です。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

【特集】スマート米生産農家インタビュー
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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