「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)」が2月15日に熊本市で開催

九州農政局と農研機構九州沖縄農業研究センターは、「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)」を2023年2月15日(水)に熊本市で開催する。参加費は無料。

出典:https://www.maff.go.jp/kyusyu/press/tokusan/attach/pdf/230116_18-1.pdf

専門家による講演や現地検討会を実施


「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)」は、「みどりの食料システム戦略」実現に向けた果樹産地の生産性向上を目指すためのイベントだ。講演や研究成果紹介の第1部と、JA熊本市柑橘選果場での現地検討会の2部制となっている。

農業の生産現場においては、生産者の高齢化や担い手不足が進行し、労働力不足が深刻化している。特に、果樹農業は労力需要の季節性が高いことや、急傾斜地が多く機械化が進みにくいこと、剪定等の高度な技術を要求されることなどから、必要な時期に必要な人材を十分に確保することが難しくなっている。

こうした現状を打破し、将来にわたって持続可能な果樹農業を実現していくために、省力樹形やAI、ロボット、IoT等のスマート農業技術を積極的に導入し、労働生産性を向上させることが重要だという。

「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)」の内容は以下の通り。

フォーラム第1部(9:00~12:00)

<講演>
「果樹栽培におけるスマート農業の可能性について」
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部研究統括部スマート農業事業推進室 平岡潔志 氏

<研究成果の紹介>
「びわの品質を保証する生産から出荷までのスマート農業技術の実証と農福連携の推進」
長崎県農林技術開発センター 副所長兼研究企画部門長 後田経雄 氏

「カキのV字ジョイント樹形による早期成園化・省力化」
福岡県農林業総合試験場果樹部 津田宗一郎 氏

フォーラム第2部(14:30~16:00)

<現地検討会>
「先進的集出荷場の整備による流通コスト削減及びドライバー負担軽減の取組」
JA熊本市柑橘選果場

※演題は講師等の意向により変更の可能性あり。

開催概要


「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)~みどりの食料システム戦略実現に向けた果樹産地の生産性向上~」

フォーラム第1部
日時:2023年2月15日(水)9:00~12:00(受付:8:30~)
場所:熊本地方合同庁舎A棟1階大会議室(熊本市西区春日2丁目10-1)
フォーラム第2部
日時:2023年2月15日(水)14:30~16:00
場所:JA熊本市柑橘選果場(熊本市西区河内町船津1131)
定員:50名
料金:無料
申込:インターネットまたはFAXにて。締切は2023年2月8日(水)17:00まで。先着順とし、締切日までに参加人数に達した場合は、受付を終了。インターネットはhttps://www.contactus.maff.go.jp/j/kyusyu/form/230215.htmlより。FAXは申し込み用紙を公式ページよりダウンロードして申し込み。


「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)~みどりの食料システム戦略実現に向けた果樹産地の生産性向上~」の開催について
https://www.maff.go.jp/kyusyu/press/tokusan/230116_18.html

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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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