農業・畜産の展示会「AGTS農業展」が7月9日より愛知県で開催

東海地域初の農業・畜産向け展示会「AGTS農業展」がAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)の展示ホールFにて2025年7月9日(水)~11日(金)に開催する。


東海地域初となる大規模な農業展示会


「AGTS 農業展」は農業・畜産のさまざまな課題を解決し、生産力の向上、経営の安定化と拡大に向き合う農業・畜産従事者にむけた展示会。関東や九州では農業関連の大規模な展示会が開催されているが、東海地域ではAGTS農業展が初開催となるという。

テーマは「水田・畑作」、「畜産・酪農」、「園芸」、「スマート農業」の4つで、農業・畜産の課題に応える最新商品・サービスが紹介される。

展示会は、公式ホームページのフォームから事前登録して入場証を発行するか、招待状を請求することで無料で参加できる。どちらの方法であっても、開催期間である3日間いつでも入場が可能だ。

用意されているコンテンツは以下のとおり。

(1)構成展
■水田・畑作展

水田・畑作に関わる農業機械、肥料・土壌改良剤、農薬、包装・物流製品、害虫・害獣対策製品、種子などを紹介。
<特別企画>アカデミックエリア
愛知・三重・岐阜の東海三県、静岡の大学の農業系学部、農業高等学校、高等学校農業系学科を対象に、日々の研究・ 学習の成果をブース内で発表。会場では、パネル展示に加えて、実際のデモ機や制作物を見ることができる。

■畜産・酪農展

畜産や酪農に関わる飼料、給餌器、畜舎、家畜衛生製品などの資材・設備、生産効率化製品、防犯対策製品・サービスなどを紹介。

■園芸展

園芸に関わる農業機械、施設園芸資材、植物工場資材栽培管理、制御システム、包装・物流製品、害虫・鳥獣害対策、肥料・土壌改良剤・土、種子などを紹介。
<特別企画>未来の農業ガーデン
全国的に見ても施設園芸が進んでいる東海地域の技術や製品、サービスを実際に体験して導入の検討ができるよう、展示会場内に実際にハウスを建て、施設園芸に関わる農業従事者に向けた特別展示を企画。

■スマート農業展
ロボット・AI・IoTなど先端技術を活用した次世代の農業技術などを紹介。
<特別企画>アクアポニックス~持続可能な食料生産システム~
アクアポニックスのパイオニア企業である株式会社アクポニによる製品展示。

(2)脱炭素・カーボンニュートラル・省エネエリア

各企業による脱炭素・カーボンニュートラル・省エネに関わる製品・サービスの展示。

(3)6次化推進エリア

農作物の鮮度維持のための製品や、包装資材など、6次化に関わる製品・サービスの展示。

(4)屋外展示・実演エリア
展示会場の屋外にて、トラクターの試乗会や自動操舵実演、草刈りロボット、焼却炉の展示・実演などが行われる。

(5)キッチンカー/休憩スペース

キッチンカーの出店、食事も可能な休憩スペースを用意。

(6)同時開催展:手作り・工芸品フェア

ガラス細工・陶器・手作りバッグ・家具など全国から選りすぐりの工芸品を集めて販売会を実施。


愛知県知事 大村秀章氏による応援メッセージ



「7月9日から11日までの3日間、Aichi Sky Expoにおいて、東海地域では初めての農業の産業展示会『AGTS農業展』が開催されますことを心からお喜び申し上げます。愛知県は、モノづくりが盛んなイメージがありますが、農業産出額が全国8位の中部地区最大の農業県でもあります。キャベツ、トマト、花きなどの園芸作物は、全国トップクラスです。

このように、愛知県は、農業の分野でも、重要な役割を担っています。 このたび、農業に関わる製品・サービスが一堂に会する本展示会が、Aichi Sky Expo で開催されることは、農業に関する『人・モノ・情報』の一層の交流に繋がり、この地域にとって大変有意義であります。 この『AGTS 農業展』の開催を契機に活発な商談が行われ、農業界の皆様のビジネス展開に大いに貢献することを心から祈念するとともに、農業の産業展示会として発展されていくことを期待しております」

開催概要

「AGTS農業展」(水田・畑作展/畜産・酪農展/園芸展/スマート農業展)
日時:2025年7月9日(水)~11日(金)10:00~17:00(最終日は16:00まで)
場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場) 展示ホールF(愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号)
料金:無料
来場申込:https://www.agts-expo.jp/attendance.php


AGTS農業展
https://www.agts-expo.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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