日本の農業の現状と課題を解説、ビジュアル図鑑『今と未来がわかる農業』発売

株式会社ナツメ社は、『今と未来がわかる農業』を2025年6月18日に発売した。人手不足や食料自給率の低下など多くの課題を抱える日本の農業の現状について、データと事例を交えて紹介する。


日本の農業の現状を知り、今後の可能性を探る


日本の農業は、高齢化が進み、後継者不足が深刻化している。さらに、耕作放棄地の増加や食料自給率の低下、気候変動の影響など、問題が山積している。

多くの課題を抱える一方で、農家の大規模化や植物工場による安定供給、スマート農業ドローンの活用といった新たな技術革新も進んでおり、日本の農業が再び活力を取り戻す可能性も秘めているという。

『今と未来がわかる農業』は、農学博士である堀田和彦氏が監修。さまざまなデータをもとに、日本の農業の現状を明らかにし、取り組むべき課題を探っていく。また、新たな試みや成功事例を取り上げ、持続可能な農業の在り方を考える内容となっている。



目次
第1章 日本の農業の現状と課題
第2章 新たな農業経営と就農の潮流
第3章 農産物をめぐる内外の動向
第4章 持続可能な成長をもたらす農業とは
第5章 スマート農業は未来を拓くカギとなるか
第6章 各方面から進む6次産業化の動き

 

監修者プロフィール
堀田 和彦(ほった かずひこ)
熊本県生まれ。農学博士(東京大学)。食農連携コーディネーター。東北大学農学部、九州大学農学部を経て、2011年4月より東京農業大学国際食料情報学部教授、現在、東京農業大学名誉教授。研究テーマは、農商工連携による地域活性化の方法。新しい技術の発展や社会経済環境の変化に対応した「次の農業」を見据え、持続可能な農業について、農業システム、人材マネジメント、政策・計画をテーマに取り組む。主な著書に「農業成長産業化への道すじ―七つの処方箋―」「企業の農業参入による地方創生の可能性―大分県を事例に―」「農商工間の共創的連携とナレッジマネジメント』などがある。

書籍概要

『今と未来がわかる農業』
監修者:堀田 和彦
発行:ナツメ社
定価:1870円(税込)
仕様:A5判/224ページ/オールカラー

 

ナツメ出版企画株式会社
https://www.natsume.co.jp/
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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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