食と農の課題解決に取り組む起業家を募集、「JAアクセラレーター第7期」エントリー受付開始

JAグループがスタートアップとの共創を目的に設立した一般社団法人AgVenture Labは、「JAアクセラレーター第7期」への参加を希望するスタートアップの募集を2025年1月14日(火)から開始した。エントリー期限は3月31日(月)まで。2月13日(木)には、公募説明会がオンラインで開催される。


テーマは「食と農、くらしのサステナブルな未来を共創する」


AgVenture Labは、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人家の光協会、株式会社日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社農協観光の8団体が共同で設立したイノベーションラボ。

今回募集を開始したJAアクセラレーターをはじめ、学生対象の起業アイデアコンテストなど、スタートアップのすそ野を広げるため多角的な活動を展開している。

JAアクセラレーターとは、「食と農、くらしのサステナブルな未来を共創する」をテーマに、革新的なアイデアや技術をもったスタートアップ企業を募集・選抜し、その成長を短期間で集中的に支援するプログラム。JAグループの持つ豊富な経営資源を活用して、新ビジネス・サービスの開発につなげることを目的としている。

同プログラムでは、2019年から2024年までの6期を通じて計52企業を採択。第7期となる今期も、「食・農・金融・くらし・地方創生・SDGs」に関わる社会課題の解決に真剣に取り組む起業家を募集する。

【スケジュール】
エントリー受付:1月14日(火)~3月31日(月)
オンライン公募説明会:2月13日(木)
事前交流会(オフライン):3月6日(木)
ビジネスプランコンテスト(採択選考会):5月中~下旬
プログラム期間:6月~11月
DEMO DAY(成果発表会):11月頃

5月頃に予定しているプログラムの最終選考では、6~10チーム程度を選抜チームとして表彰。最大100万円を助成するほか、JAグループ職員による伴走支援が受けられる。

6期から新設した「北海道枠」は今期も募集が行われ、採択されたスタートアップは北海道での実証実験などで、ホクレン農業協同組合連合会の職員による伴走支援を受けることが可能だ。

なお、JAアクセラレーターは、全国農業協同組合連合会と農林中央金庫が協賛しており、助成額は採択企業数や実証実験の内容等によって事務局が調整するとしている。

また2025年2月13日(木)には、公募説明会がオンラインで開催される。当日は、JAアクセラレータープログラム第7期についての説明や、同プログラム卒業生からのメッセージ、質疑応答を予定している。

開催概要

「JAアクセラレータープログラム第7期」応募説明会(オンライン開催)
日時:2025年2月13日(木) 17:00〜18:00(予定)
場所:Zoomによるオンライン開催
料金:無料
申込:https://peatix.com/event/4225975

申込〆切:2025年2月12日(水) 23:59

<スポンサー企業>
農林中央金庫JA全農(全国農業協同組合連合会)
パートナー企業(AgVenture Labへの協賛)
共栄火災海上保険株式会社
JA三井リース株式会社
サポーター企業(JAアクセラレーターへの協賛)
日建リース工業株式会社
STARTUP HOKKAIDO実行委員会
サイボウズ株式会社


一般社団法人AgVenture Lab
https://agventurelab.or.jp/

JAアクセラレーター WEBサイト
https://ja-accelerator.agventurelab.or.jp/
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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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