農地バンクを活用した企業参入を促進 「農業参入フェア2020」が東京・大阪で開催

農林水産省と株式会社日経BPは、農地中間管理機構(農地バンク)を活用した企業の農業参入を促進するためのイベント「農業参入フェア2020」を2020年11月19日(東京)・11月25日(大阪)に開催する。料金は無料。

「農業参入フェア2020」は、農業参入を希望する企業と企業誘致を希望する地域をつなぐマッチングイベントだ。
会場への入場は自由で、カメラ等での撮影も可能。

出典:農業参入フェア2020|農林水産省
企業による農業への参入は、リース方式での全面自由化が認められた2009年の農地法改正を機に約5倍のペースで増え続け、2018年12月末には3286法人に達した。

農林水産省では、農業に参入する企業を「地域農業の発展に貢献する重要な担い手」に位置付けており、特に担い手が不足する地域においては「積極的な企業誘致を促す必要がある」としている。

参入企業の先進事例を紹介するセミナーや個別相談会の開催を予定


「農業参入フェア2020」は、農地の借り受けや貸し付け等について中間的役割を担う農地中間管理機構(農地バンク)を活用した企業と地域のマッチングイベントだ。

当日は、参入企業の先進事例や都道府県等によるプレゼンテーション、参入へのポイントを解説するセミナースペースほか、都道府県等が企業の相談に応じるマッチングブースの設置が予定されている。

出典:農業参入フェア2020|農林水産省
申込みは、事務局である日経BPのセミナーサイトで受け付けているとのこと。
来場者には、新型コロナウイルス感染症防止対策として「入場時の検温やマスクの着用、ソーシャルディスタンスの徹底ほか接触確認アプリのインストール等を求める」としている。

開催概要


東京会場
日時:2020年11月19日(木)13:00~17:30(※開場 12:30)
場所:東京国際フォーラム B7 
住所:東京都千代田区丸の内3丁目5-1
料金:無料

大阪会場
日時:2020年11月25日(水)13:00~17:30(※開場 12:30)
場所:グランキューブ大阪 イベントホール(D+E)
住所:大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51
料金:無料


農業参入フェア2020申込みフォーム(東京)
https://www.nikkeibp.co.jp/seminar/atcl/semi/nb201119/
農業参入フェア2020申込みフォーム(大阪)
https://www.nikkeibp.co.jp/seminar/atcl/semi/nb201125/
農地中間管理機構
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/kikou/kikou_ichran.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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