農水省からベンチャー企業へレンタル移籍 プラットフォーム「LoanDEAL」を利用

農林水産省は、株式会社ローンディールが提供する企業間レンタル移籍プラットフォーム「LoanDEAL」を活用して、省の職員が農林水産分野のベンチャー企業で期間を定めて働くレンタル移籍者2名を発表した。2021年7月より業務を開始している。

「LoanDEAL」は、イノベーション人材および次世代リーダーの育成に取り組む大企業に所属する人材が、事業開発力を強化したいベンチャー企業にレンタル移籍できるサービスで、省庁の利用は経済産業省に続く2例目となる。

レンタル移籍の概要図

レンタル移籍者と移籍先企業


・塩見泰央氏(大臣官房政策課)

移籍先:リージョナルフィッシュ株式会社
次世代型の水産養殖システムの構築を目指すリージョナルフィッシュで、水産物の超高速品種改良の普及やスマート養殖に関わる要素技術の確立等に取り組む。

・鈴木康介氏(消費・安全局動物衛生課)

移籍先:オプスデータ株式会社
地方共創事業やデータサイエンス事業を展開するオプスデータで、社会課題を解決する「wakeau」プロジェクトの運営に取り組む。


農林水産省は、「LoanDEAL」を活用した職員のレンタル移籍を通じて、農林水産分野における行政課題に柔軟かつ的確に対応できる人材を育成すると同時に、今後の農林水産業界の発展に必要な新たな知識や発想を身につけさせたい考えだ。


企業間レンタル移籍プラットフォーム「LoanDEAL」
https://loandeal.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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