日本最大の農業展示会「第9回農業Week」、10月9日〜11日まで幕張メッセで開催

10月9日(水)~11日(金)にリード エグジビション ジャパン株式会社主催の展示会イベント「第9回農業Week」が千葉県幕張メッセで開催される。入場料は5000円だが、ウェブサイトから事前に申し込むことで招待券が手に入る。


農業資材スマート農業、加工品、畜産などに関する製品やサービスを展開する680社の企業や団体が出展を表明。最新のアシストスーツや、データを生かした農業経営を実現するIoT製品、ドローン植物工場など、ニーズに合った最新の農業製品が幅広く出展される予定だ。

農業Weekとは


第9回農業Weekは、国際次世代農業EXPO、国際農業資材EXPO、国際6次産業化EXPO、国際畜産資材EXPOの4展で構成される大規模の展示会。農業法人や農協、農業への参入検討企業など多数の農業関係者の来場を見込んでおり、当日は出展する企業や団体との活発な商談が行われる予定だ。

次世代農業EXPOではスマート農業や植物工場などに関する製品やサービスを、農業資材EXPOでは農業に関わる資材が、6次産業化EXPOでは加工品の販売機器やサービスなど、会場にはそれぞれのテーマに沿った製品やサービスが一堂に展示される。

9回目となる今年は新たに170社の企業・団体が出展を表明。養豚や養鶏、養牛に関する製品や設備が展示される国際畜産資材EXPOも初開催される予定だ。

主な展示予定製品

現在予定している各会の展示製品は以下の通り。(一部のみ)

第6回 国際 次世代農業EXPO

IoT製品、ドローン、スマート農業、植物工場などの最新技術が出展

『スマホで簡単ハウスモニタリング』

ハウス内の温度や湿度、CO2濃度など、日々の管理に知りたいデータが1台にまとまっているため、スマホがあればいつでもどこでも簡単に閲覧できる。栃木県のいちご農家を中心に、全国で導入が進んでいる人気の商品。
会社名:(株)ぶらんこ
製品名:ファーモ(ハウス栽培用)


『無電力で簡単装着可能な腰アシストスーツ』

荷物の上げ下ろしや前屈、前傾姿勢時の腰周りの負担を軽減する製品。会場では実際に装着し体感できるコーナーも用意。
会社名:トヨフレックス(株)
製品名:ウェイシスト


第9回 国際 農業資材EXPO

農機、肥料・土、鳥獣害対策施設園芸資材などの製品が出展

『パワフルで小回りの効くフォークリフト』

ラジコンで操作ができるため乗車は不要。オペレーターの落下する危険性がなく何よりも安全。車両重量2t、最大荷重1.3tと小型ながらとてもパワフルなマシン。
会社名:(株)ギガソーラー
製品名:ギガRCポケットリフト


『簡易型わな見回りシステム』

わなの作動を手のひらサイズの受信機で知らせる製品。50個の発信機が管理できるため、車両で林道を走行しながらの見回りやグループでのわな管理が可能。
会社名:(株)シムックス 製品名:簡易型わな見回りシステム


第4回 国際 6次産業化EXPO

農畜産物の加工設備・販売支援システムなど、6次産業化の専門展

『切らずにわかる、甘さ、食べ頃。』

果実、野菜の糖度などを非破壊で測定できる糖度計「おいし果」の最新機種で、ユーザーからの要望に応え、操作性の向上と価格変更を行った製品。
会社名:千代田電子工業(株)
製品名: おいし果CD-H300


『フィルムのラップ作業の自動化を実現!』

フィルムラップ作業の効率化を目指した製品。姉妹機種をあわせ3機種を展示予定。
会社名:板橋工業(株)
製品名:ナチュラッパーNXD


第1回 国際 畜産資材EXPO

養豚・養鶏・養牛に関する製品・サービスが出展の畜産の専門展

『出荷乳の品質確認でお困りの方へ』

 一目でわかるデジタル表示で搾乳現場でも瞬時に計測。最先端の技術による潜在性乳房炎の予防と早期の発見が可能。
会社名:(株)アドバンテスト
製品名:体細胞検査 デジタルハンディチェッカー



『人にも家畜にも優しい、脱臭・除菌システム』

次亜塩素酸水溶液を使用した畜産用の脱臭・除菌システム。キヤノンマーケティングジャパンとの共同開発によるもの。
会社名:三友機器(株)
製品名:次亜塩素酸水溶液 脱臭・除菌システム

【開催概要】
第9回農業Week
日時:2019年10月9日(水)~11日(金)
10:00~18:00 ※最終日は17:00まで
会場:千葉県 幕張メッセ
住所:〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1
料金:5000円 ※招待券がない場合、各会のサイトより無料申し込みが可能

<参考リンク>
第9回 農業Week
第6回 国際次世代農業EXPO
第9回 国際農業資材EXPO
第4回 国際6次産業化EXPO
第1回 国際畜産資材EXPO
リード エグジビション ジャパン(株)
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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