独立行政法人中小企業基盤整備機構（中小機構）関東本部は、経済産業省関東経済産業局および農林水産省と連携して、食関連分野におけるオープンイノベーションを後押しする「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」を2023年10月27日（金）にオンラインで開催する。


中小機構は、日本経済の発展を目的に、事業の自律的発展や継続を目指す中小企業・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進する政策実施機関である。

大手企業5社によるニーズ発表を予定

現在、日本の食関連分野産業は、SDGsやサーキュラーエコノミーの広がりによって、サプライチェーンの在り方や地球環境に配慮した製品作りなどにおけるイノベーションの必要性が高まっているという。

「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」は、共同開発・協業ニーズを発信するオープンイノベーションプラットフォーム「オープンイノベーション・マッチングスクエア（OIMS）」を運営する中小機構と関東経済産業局が、農林水産省と連携して開催するイベント。

イノベーションのための新たなパートナー探索を望む大手企業等と優れた技術・サービスをもつ地域の中堅・中小企業やスタートアップとの共創を後押しする。

当日は、大手企業5社によるニーズ発表や関東経済産業局、農林水産省らによる国の施策紹介などが予定されている。なお、発表されたニーズの内容はOIMS上でも発信し、中堅・中小企業からの提案を募集する。

プログラムの内容は以下の通り。

1）開会挨拶（農林水産省）
2）趣旨説明（関東経済産業局）
3）大手企業等のニーズ発表（5社）
登壇企業
・日本ハム株式会社
「食品製造から発生する副産物等の有効利用について～食品以外への利用～」
（新規事業推進部マネージャー 望月太郎氏）
・有限会社ワタミファーム
「有機農業拡大のための効率化アップときく芋加工技術」
（代表取締役社長 井関俊幸氏）
・フジッコ株式会社
「大豆由来機能性素材の活用による、社会課題の共創解決」
（イノベーションセンター上席執行役員・センター長 丸山健太郎氏）
・東洋製罐グループホールディングス株式会社
「くらしのプラットフォーム（情報容器プラットフォーム）へ向けた具体的な取り組み」
（新規事業推進室 遺伝子検査Gエキスパート 国正英彦氏）
・雪印メグミルク株式会社
「共に考える、乳・乳製品、酪農の未来～無脂乳固形分（脱脂粉乳など）の利用拡大・新たな価値創造～」
（常務執行役員 森隆志氏）

開催概要

「食関連分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」
日時：2023年10月27日（金）14：00～16：30
場所：オンライン（Microsoft Teamsを使用）
対象：中堅・中小企業、ベンチャー・スタートアップ、VC、自治体、支援機関、地域金融機関、大学、研究機関等
申込：https://mm-enquete-cnt.meti.go.jp/form/pub/kanto01/food_oip_entry_r5
〆切：2023年10月20日（金）17：00


独立行政法人中小企業基盤整備機構
https://www.smrj.go.jp/
経済産業省関東経済産業局
https://www.kanto.meti.go.jp/
「オープンイノベーション・マッチングスクエア（OIMS）」
https://jgoodtech2.smrj.go.jp/lp/oi-matchingsquare