1つのセンサー機器で7種類のデータを収集可能に 気象観測IoTパッケージが12月11日より提供開始

自治体および企業向けの業務システムを手掛ける西菱電機株式会社は、2019年12月11日より、自社のIoTプラットフォームにつながる気象観測センサーを、IoTサービスと合わせたパッケージとして提供を開始した。

サービスイメージ

サービスの概要

西菱の手がける「気象観測IoTパッケージ」はセンサーを設置した特定エリアの気象を、遠隔から監視することができるというものだ。
1つのセンサー機器で7種類のセンサーデータを収集でき、収集されたデータもクラウド環境に蓄積される。そのためパソコンがあればどこにいても確認することが可能に。センサーの種類は温度、湿度、雨量、風向、風速、湿度、紫外線の7つ。閾値の設定により、閾値を超えた場合にメール通知をする等のニーズにも対応できる。

同パッケージでは、屋外に設置された気象観測センサーで気象データを収集すると、クラウド上にあるIoTプラットフォームにデータが蓄積されるので、ユーザーは遠隔地から見たいデータの監視や閲覧ができる。

2019年は、台風15号や台風19号による暴風や豪雨など自然災害が多い年だったが、自治体が限られた予算で観測局の箇所を増やしていく場合などで、同パッケージの活用が想定されている。これにより作物の生育状況と気象条件の関係などを正確に調べることも可能となった。


西菱電機株式会社
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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