新潟県内最大級の産直ECサイト「新潟直送計画」の流通額が2億3000万円を突破

株式会社クーネルワークは、新潟県内の生産者と全国の消費者をつなぐ運営通販サイト「新潟直送計画」の合計流通額が2億3000万円を突破したことを発表した。売上成長は前年比35%増で発送件数は前年25%増とのこと。

今後も県内でのサービスの認知度向上に取り組みながら、イベント出店やメディアへの露出を高め、インターネット通販における県産品のギフト利用を推進することで、県産品のPRに努める考えだ。


新潟県最大規模の産地直送型通販サービス


「新潟直送計画」は2011年12月にスタートした、新潟県内の生産者と全国の消費者をつなぐ直販サービスだ。専門スタッフによる現地取材を元に、新潟から産地直送で県内産品を販売している。
同サービスでは、インターネット販売する上で生産者にとって大きな負担になる、ページ作成や商品撮影、顧客対応、代金の回収、集荷配送管理業務までを代行。そのため登録生産者は手間なく、最低限のコストでインターネット販売が始められるという。

2019年からは地域ブランドを立ち上げるなど、地域産品のPRにも注力しており、JA羽茂の「佐渡産おけさ柿」やJAささかみの「縁玉(枝豆)」など、県内独自のブランド農産物の取り扱いもスタートしている。

参加店舗数は約400店舗で、内4割は地元農家による出店とのこと。3大ECモールと呼ばれる楽天市場やYahooショッピング、Amazon上でも販売を行う。

2020年2月に開催された「第三回新潟直送計画実績報告会」では、生産者が直接消費者と取引を行うビジネスモデル「D2C(Direct to Consumer)」の重要性が再確認された。

第三回新潟直送計画実績実績報告会の様子


クーネルワークでは「新潟直送計画」を、県内生産者が全国に販路を広げるきっかけを作るD2Cプラットフォームとし、今後も生産者をサポートしていく考えだ。


株式会社クーネルワーク
https://cunelwork.co.jp/
新潟直送計画
https://shop.ng-life.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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