農業技術世界No.1のオランダに学ぶ「第3回オランダ最先端農業視察ツアー」 6月29日~7月4日に開催

企業の農業参入をサポートする株式会社JAMPSは、2020年6月29日(月)~7月4日(土)、「第3回オランダ最先端農業視察ツアー」を開催する。通常料金は1名/52万円(税別)で、早割料金は1名/48万円(税別)。

3回目となる今回のツアーでは、農業技術世界No.1といわれるオランダの農場や最先端施設の視察を予定。「大きな危機感からスタートしたオランダ農業の目覚ましい進化を学び、これからの日本で起こる変化への対応策を考える」としている。



オランダは世界第2位の農業輸出国


オランダは世界第2位の農業輸出を誇る農業国だ。人口数と国土面積は日本の九州とほぼ同じだが、弱者の戦略を貫き世界一と呼ばれる農業技術を確立。EUを市場に農業を輸出産業として成功させてきた。

日本のトマトの年間平均収穫量は1000平方メートル当たり10トン~15トンといわれているが、オランダではその5倍以上となる70トンを収穫する。40年前はオランダも日本と同量の収穫量だったが、栽培技術の進化によって成長を遂げてきたとのこと。

JAMPSでは2年に1度「オランダ最先端農業視察ツアー」を開催。過去2回のツアーでも同国の先端技術を活用した多くの農場や施設を視察してきた。農業生産物の輸出だけでなく、農業関連事業や農業技術等の輸出も行っているという同国の合理性に基づいた戦略は、農業だけでなく企業経営にも参考になるとしている。

オランダ農業の強さを学び体感できるツアー


ツアーは大きく4つのテーマに分けて行われる。

6月30日(日)は「オランダの強さを知る」をテーマに、TOMATO WORLDやWORLD HORTI CENTER、PHILIPS「Signify」を視察。

オランダ農業の過去と現在の取り組みを学び、園芸技術の体験や教育の役割を考えるほか、オランダ農業の戦略、最先端情報を発信するプラットフォーム、LED照明による補光技術の現場に迫るとしている。

TOMATO WORLD

WORLD HORTI CENTER

PHILIPS「Signify」

7月1日(月)は「オランダ農業を体感」をテーマに、Kalter Aardbeien、Bezoek Agriport、RESTAURANT「DE KAS」を視察。

マーケティングに注力しブランド構築を果たしたイチゴ農家や、トマト・パプリカの生産で世界一の生産規模を誇る施設での収穫体験のほか、自社栽培野菜を80%以上使用した野菜の創作コース料理を提供する人気レストランを訪問する。

Kalter Aardbeien

Bezoek Agriport

RESTAURANT「DE KAS」

7月2日(火)は「未来を感じ、思考する」をテーマに、't Paradiijs、HaagseZwan、Instockを視察。
効率とは異なる農業の可能性を学ぶほか、リサイクル・福祉・水問題などサスティナブルをテーマにしたビジネスモデルやフードロス問題についても考える。

't Paradiijs

HaagseZwan

Instock

7月3日(水)は「せっかくなので本物を見よう」をテーマに、マウリッツハイス美術館での美術鑑賞を予定。受け入れ定員の都合上、先着40名のみの特別企画となっている。

開催概要


第3回オランダ最先端農業視察ツアー
日時:2020年6月29日(月)~7月4日(土)
料金:1名/通常52万円(税別)1名/早割48万円(税別)

視察スケジュール


第3回オランダ最先端農業視察ツアー
http://www.jamps.co.jp/seminar/731.html
申し込み専用サイト
https://caravantour.jimdosite.com/
株式会社JAMPS
http://www.jamps.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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