宇宙ビッグデータの実利用セミナー「初めてのリモートセンシング」が3月17日に東京で開催

一般財団法人リモート・センシング技術センターは2020年3月17日、宇宙ビッグデータの実利用セミナー「初めてのリモートセンシング」を室町三井ホール&カンファレンスで開催する。参加費は無料で定員は50名だが事前申し込み必須。

宇宙ビジネスへの参入やリモートセンシングに関心を持つ個人・事業者が対象のセミナーとなっている。


衛星リモートセンシングとは、人工衛星で地球を観測する技術のことを指す。
この技術により、地表の高さや温度、海面の温度、雲の状態、水の状況、農作物を含む植物の状態などが観測でき、気候変動や森林伐採、砂漠化など地球上で起こるさまざまな変化をとらえられる。

大規模な融解が発生したグリーンランドの氷床の様子

観測データは農林水産業やインフラ監視、都市開発、投資・保険などの分野で生かされており、国連が進める持続可能な開発目標(SDGs)においても、進捗を測る指標の一つとして期待されている。

宇宙からの観測データで社会課題を解決


各国宇宙機関によるデータのオープン&フリー化政策や小型人工衛星の増加、ドローンIoTクラウドコンピューティング、AIの普及により、観測データを解析・利用する環境に劇的な変化が起こっているという。

同セミナーでは、宇宙から地球を観測したビッグデータに焦点を当て「データがどのように社会の課題を解決しているか?」を詳しく解説。今後の発展や利用可能性などが紹介される予定だ。同センターのソリューション事業第一部で研修課長を務める亀井雅敏氏が講師を担当する。

セミナー詳細


挨拶:若松健司氏(ソリューション事業第一部長)
講義:亀井雅敏氏(ソリューション事業第一部研修課長)

Chapter1:利用事例
・宇宙からの地球観測(リモートセンシング)のあらまし
・衛星データを用いて実際の業務に利用されている事例
・SDGsの目標等、さまざまな社会課題解決に対する衛星データの貢献可能性

Chapter2:新しい技術との融合
・衛星データの大容量化+クラウド上での解析環境+人工知能(AI)
・ドローンと衛星によるデータ取得の違いや組み合わせの可能性

Chapter3:ビジネスの潮流
・宇宙業界、特にデータ利用産業界におけるプレイヤーとサービス
・異業種とのコラボによる新しいビジネスの台頭

開催概要


宇宙ビッグデータの実利用セミナー 初めてのリモートセンシング
日時:2020年3月17日(火)19:00~20:30(受付18:30~)
会場:室町三井ホール&カンファレンス RoomA&B
住所:東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 COREDO室町テラス3階
料金:無料(事前申し込み必須)
定員:50名(当日は名刺1枚を準備)


一般財団法人リモート・センシング技術センター
https://www.restec.or.jp/
セミナー申込みフォーム
https://restec-training.peatix.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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