食と農・流通における新型コロナウイルス対策の懸賞論文・提言、流通経済研究所が募集中

公益財団法人流通経済研究所は、食と農・流通(小売・外食)における新型コロナウイルス対策の懸賞論文、提言の募集を開始した。 エントリー期限は、2020年5月15日締切(原稿提出は5月末日締切)。

今回の取り組みは、食産業、農林水産業、小売・外食業等の流通業における新型コロナウイルスへの経済的対策、マーケティング的な対策、政策提言などに関する論文、提言を集め、それを共有することで対策を加速化し、少しでも食と農、流通に携わる事業者の経済的な損失を軽減することを目的としている。

新型コロナウイルスに伴う人の移動、外出や宴会の自粛によって、食と農に携わる多くの事業者に大きな経済的影響が出ている中、流通経済研究所は今できることとして、「経済的な対策、マーケティングとしてのコロナウイルス対策を考えること」だと考えた。そこで、日本全国の、食、農業、漁業、林業、小売業、外食業に携わる皆様、その関連産業の皆様、研究者から、新型コロナウイルスへの経済的な対策、マーケティング的な対策に関する論文、提言を募集し、それを論文集として編纂し、電子書籍として発行、無償公開する。

同時に、この取り組みに協賛していただける企業も募集しているという。

懸賞論文・提言 募集概要

事業名

食と農・流通(小売・外食)における新型コロナウイルス対策 懸賞論文・提言

事業の目的

食産業、農林水産業、小売・外食業等の流通業における新型コロナウイルスへの経済的対策、マーケティング的な対策、政策提言などに関する論文、提言を集め、それを共有することで対策を加速化し、少しでも食と農、流通に携わる事業者の経済的な損失を軽減すること。

対策論文、提言の対象とする業界

・農林水産業(花卉も含む)
・飲食業
・小売業
・その他、食に関わる業界全般

応募資格

どなたでも参加できますが、査読作業の効率化のため、応募は日本語に限ります。

期待する内容

・生産者・事業者として、できること、すべきこと
・(事業者の方)自社で成功している経済的な対策(例:飲食店だがケータリングを始めた等)
・自治体・国として行うべき政策についての提言
・新たなビジネスモデルの提案、アイデア

懸賞内容

最優秀賞 賞金20万円 1件
優秀賞 賞金10万円 3件
入選 1万円相当の農水産物、お食事券、フラワーギフト券等を予定 50件
※その他、協賛企業が増えた場合は、協賛企業ごとに協賛企業賞が追加されます。


公益財団法人流通経済研究所
https://www.dei.or.jp/

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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