NTT西日本ら3社、いちご植物プラントのトライアルパートナーを募集

西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、株式会社NTTスマイルエナジー(NTTスマイルエナジー)、いちごカンパニー株式会社の3社は、NTT西日本の保有する局舎ビルの空きスペースにいちご植物プラントを建設。植物プラントの生産技術向上による、生産力拡大や運営効率化などの高度化に向けたトライアルを開始し、この取り組みに関心のあるパートナー事業者を募集する。


国内外問わず農業分野において、農業従事者不足による生産減、世界的な人口増による食糧不足、台風をはじめとした異常気象による生産地被害など、将来的な農作物の生産・収量に対する不安が報じられ、人口減少社会における空き物件などの遊休不動産問題も顕在化しており、今後どのように有効活用していくかについても課題となっている。

そんな中で、NTT西日本、NTTスマイルエナジー、いちごカンパニーの3社は、異常気象や季節の影響を受けずに高品質な農産物を安定的に生産し、地産地消を実現することで社会課題の解決に貢献することを目指し、いちご植物プラントの最適化に取り組んでいる。

生育に適した環境をデジタル技術によりセンシング、コントロールすることで、毎日安定的に高品質ないちごを生育できる環境を確立するとともに、生産物を消費者へ届けるための流通先の確保に向けて取り組む。そして将来的に、「いつでも・どこでも・誰でも・簡単に」生産し、安定的に消費者へ提供する植物プラント事業のモデル確立を目指す。

募集するパートナー事業者は、流通事業者(卸業者、小売業者、加工業者、飲食業者など)、植物プラントの事業運営希望者など。

トライアルの内容

今回のトライアルでは、光、温湿度、CO2、液肥など、いちご栽培に従来、農業従事者の知見やノウハウで管理されていたものを形式化するために、デジタル技術等によってセンシング、コントロールし、生育、栽培環境データを収集し、最適解を導き出す。

1. 生育、栽培環境データの収集、蓄積
2. 各種環境の制御
3. 最適な環境パターンの解析
4. トライアル評価および改善

各企業の役割

トライアルにおいては、各社それぞれが役割を担って協業する。NTT西日本は、保有不動産の空きスペースの提供、NTT西日本グループのICT等を活用した植物プラント高度化の検討。NTTスマイルエナジーは、環境最適化、再現性確立に向けた栽培データの収集や解析、将来の植物プラント事業運営に必要となる機能の検討、植物プラント事業パッケージ化の検討を行う。そしていちごカンパニーは、いちご植物プラントの基盤とノウハウ提供、いちご植物プラントの運営・栽培支援、そして生産物の販売といったかたちだ。

実施場所は、大阪市東成区にあるNTT西日本東成第一ビル館内。

今後については、今回のトライアルで得られる知見やノウハウ、実証結果等を踏まえ、更なる生産力向上、高品質な生産物の栽培に向けて、改善を実施していく。あわせてより簡単に植物プラントを運営してもらえる事業運営希望者のための事業パッケージの検討も進めるという。

いちご植物工場のオフィススペース

パートナー募集に関するお問い合わせは株式会社NTTスマイルエナジー(担当:猪原、小暮、岩谷)まで。
TEL:06-6221-5301
メールアドレス:info@nttse.com

<参考URL>
NTT西日本|「いちご植物プラント」の高度化に向けたトライアル及びパートナー事業者様募集について

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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    ふくだこういち。東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。現在は主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。http://www.ijas.co.jp/
  2. 中村圭佑
    なかむらけいすけ。明治大学農学部卒業後、日本農薬株式会社に約7年勤務。その後、大手経営コンサルティング会社を経て、FOOD BOX株式会社を2019年7月に起業。Facebook:https://www.facebook.com/foodboxjp/、Instagram:https://www.instagram.com/foodbox_jp/
  3. 百花繚乱
    趣味は料理、漫画、読書のミドルの男です。商社勤務で全国や海外を転々しているうちに、故郷に哀愁を覚え、約10年前に地元の農業関連会社にとらばーゆ。
  4. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  5. 藤本一志
    ふじもとかずし。大学・大学院の6年間を通して地域づくりと農業の活動に関わる。1年間のサラリーマン生活の後、学生時代から活動していた地域に移住し、2拠点居住を開始する。移住支援を通じた地域づくり活動に取り組む傍ら、兼業農家として稲作に取り組む。