家庭菜園の悩みを相談できる「畑チャット」、「ハタムスビ」利用者向けに導入

株式会社Rootは、家庭菜園者と農業者をつなぐライブチャットサービス「畑チャット」のβ版システムを開発した。
「畑チャット」は、株式会社マイファームが運営する畑と人を結ぶマッチングサービス「ハタムスビ」の新サービスとしてすでに提供が開始されている。

システムを開発したRootは、サービスの提供を通じ「家庭菜園者を好きな人同士、仕事としてのプロの農家同士が気軽に教え合える環境を提供することで、自産自消のできる社会づくりを促進したい」とコメントした。


Rootは、農業体験をコンテンツ化できる世界初のシステム「スマート体験農園システム」を開発運営する農業スタートアップ企業。同社の「スマート体験農園システム」は、農業をWeb上で疑似体験できる世界初のWEBシステムだという。

マイファームは、社会人向けの週末農業スクール「アグリイノベーション大学校」を運営する企業。未活用の畑や空き地を活用したい人と家庭菜園を始めたい人をつなぐマッチングサービス「ハタムスビ」を運営する。

ライブ映像を活用したリアルタイムでの相談対応を実現


「畑チャット」は、疑問や悩みを持つ家庭菜園者と栽培ノウハウを持つ農業者をつなぐライブチャットサービス。
家庭菜園の悩みをスマートフォン等のデバイスを通じて、視覚的に確認しながら質問できるのが特徴だ。

利用方法は、畑チャットの利用に必要なポイントを購入し、必要ポイントや得意分野、評価を参考に農業者を検索する流れ。疑問や質問の内容に応じた農業者をクリックすれば、3分後にはライブ映像でのチャットがスタートするという。

農業者は、「ハタムスビ」の出品者登録画面から「畑チャットに先生として出品したい」を選択して登録した後、運営事務局から送られた登録用のフォームの質問に回答。運営事務局との予行演習を終えれば、利用者からの質問や疑問にすぐに答えられる仕組みだ。

Rootは、「畑チャット」を提供することで、従来より展開する「スマート体験農園システム」の新機能の開発にもつなげたい考えを示している。


株式会社Root
https://root-farm.com/
株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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