DJI社の農薬散布ドローンの免許取得を目指す講習会が新潟県五泉市で開催

株式会社セキドが、3月18日~22日の5日間、新潟県五泉市にて農薬散布用ドローン「AGRAS MG-1」を利用した農薬の散布に必要な技術認証を取得できる講習会プログラム「セキド農業ドローン講習 in 新潟五泉」を開催。現在参加者を募集している。

▲講師の渡辺農園の斉藤佑樹さん

DJI社が開発した次世代ドローン「AGRAS MG-1」は、液剤、粒剤の農薬・肥料および除草剤などさまざまな薬品散布を高精度に行う折りたたみ式ドローン。「セキド農業ドローン講習」では、座学・技術講習内で10時間の飛行訓練飛行を行い、試験を経て、「AGRAS MG-1」の取り扱い(導入)に必要なオペレーター免許である「(一社)農林水産航空協会」を取得することができる。

国土交通省登録管理団体である「SUSCセキド 無人航空機 安全運用協議会」で培ったプロ講師によるドローンの技術講習と、昨年MG-1による水稲・五泉名物の里芋の防除を実施した農業法人「渡辺農園」代表(産業用無人ヘリコプター免許も所持をしている空中農薬散布のプロフェッショナルフライヤー)による、実績に基づく農薬散布の現場で役立つ知識やノウハウを学ぶことが可能となっている。


■農業用ドローン「AGRAS MG-1」とは
DJI社から発売されている8枚ローターを搭載したドローン。
高度なセンサーシステム、GPSを搭載し安定した飛行はもちろん、最大で10kgの農薬を備え付けのタンクに積載可能。
液剤と粒剤と2種類の散布装置に対応し水稲を筆頭に、各種農作物へ防除作業としての農薬散布において作業コストの軽減、作業時間の短縮、散布の均一かつ正確な散布場所を選ばず実現可能。
また、今後は設定後ボタンひとつで適切なルートを正確にフライトして農薬の散布を行う自動飛行の技術もすでに導入されており日本国内でも今後より一層の規模拡大が期待されている。



■MG-1での農薬散布の実績例による農業ドローン導入の「4大メリット」
新潟県五泉市で講師も務める現役農家が、昨年8月下旬に行った水稲防除の実績から、農家視点で得られたメリットについて紹介。

▼実績例
場所:新潟県五泉市
対象作物:米
対象農薬:除草剤、殺菌剤
作業時間:(1ヘクタール〔1000平方メートル〕を対象)約10分で散布完了(10アールで約3分)

▼4大メリット
1. 10アールの散布に約10分程度掛かる従来の動力散布機と比較して、約3分と大幅な作業時間短縮を実現。
2. 夏場の炎天下で水田に入って散布するという重労働がなくなり、ドローンの操縦や機体のバッテリー交換といった軽作業に変わる。
3. 散布作業従事者の農薬吸引リスクの大幅低減が実現。
4. 農作物に対して均一な農薬散布が可能。上空から一定速度、一定量を散布する事ができるため、段差の影響も少なく圃場の端まで均一な農薬散布が可能。

<参考URL>
一般社団法人 農林水産航空協会認定 セキド農業ドローン講習 in 新潟五泉(技術認定証取得)詳細
渡辺農園Webサイト / はぐくむ つながる とどける
ドローンパイロットシェアリングサービス
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WRITER LIST

  1. 渡邊智之
    わたなべともゆき。一般社団法人日本農業情報システム協会(JAISA)代表理事、スマートアグリコンサルタンツ合同会社(SAC) 代表/CEO、総務省 地域情報化アドバイザー。大手IT企業に入社し、主に各種センサーによる生育関連データ蓄積及び作業記録アプリ等の開発を主導しつつ、農業法人に飛び込み農業を学ぶ。その後農林水産省でスマート農業推進担当として、政府のスマート農業関連戦略策定や現場の普及促進に努める。慶應義塾大学SFC研究所の研究員や、農林水産省や自治体のスマート農業に関する会議の有識者、座長としても参加。著書に「スマート農業のすすめ~次世代農業人【スマートファーマー】の心得~」(産業開発機構株式会社)がある。
  2. 三好かやの
    みよしかやの。しがないかーちゃんライター。「農耕と園芸」「全国農業新聞」等に記事を執筆。八王子市ユギムラ牧場でかぼちゃの「いいたて雪っ娘」栽培中。共著『私、農家になりました。』(誠文堂新光社)、『東北のすごい生産者に会いに行く』(柴田書店)等がある。http://r.goope.jp/mkayanooo
  3. 山口亮子
    やまぐちりょうこ。フリージャーナリスト。京都大学卒、北京大学修士課程修了。時事通信社を経てフリーに。主に農業と地域活性化、中国を取材。
  4. r-lib(アールリブ)
    これからのかっこいいライフスタイルには「社会のための何か」が入っている、をコンセプトにインタビュー記事やコラムなどを発信するメディア。r-lib編集長は奈良の大峯山で修行するために、毎年夏に1週間は精進潔斎で野菜しか食べない生活をしている。
  5. 水尾学
    みずおまなぶ。滋賀県高島市出身。大学卒業後、電子機器関連業務に従事。2016年に自家の柿農園を継ぐと同時に、IoT農業の実現を目指す会社、株式会社パーシテックを設立(京都市)。実家の柿農場を実験場に、ITを駆使した新しい農業にチャレンジしています。

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