農水省「MAFFアプリ」にて行政手続きへの意見・疑問を年内いっぱい募集中

農林水産省は、省と農業者を直接つなぐコミュニケーションアプリ「MAFFアプリ」に、同省が所管する行政手続きについての意見や疑問を募集する「リアル行政手続リポートBOX」を期間限定で追加した。第1回の募集期間は、2020年12月7日(月)から2020年12月31日(木)まで。

出展:農林水産省|https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/joho/201207.html
「MAFFアプリ」は、農林水産省が実施する政策やイベント情報が受け取れる省公式のスマートフォンアプリだ。
アプリには、農業者が現場の情報を直接送付できる「マフちょく機能」のほか、同省が所管するさまざまな手続きをオンラインで申請する「農林水産省共通申請サービス(eMAFF)」と連携した機能も備える。

今回追加された「リアル行政手続リポートBOX」は、同省が所管する行政手続きへの意見や疑問が送付できるサービスだ。意見や要望の送付の際には、是正したい申請書類の分量等がわかる画像ほか、該当する事業名や補助金名も合わせて送付してほしいとのこと。

農業者らの意見を参考に行政手続きの見直しを実施


現在、農林水産省では農業者への補助金など所管する行政手続きについてオンライン化を推進してはいるものの、申請の主体となる農業者や、地方自治体等の職員の事務負担の軽減については、抜本的な改革が望まれている状況という。

同省では、「リアル行政手続リポートBOX」に寄せられた意見や疑問を参考に、補助金等の申請がよりわかりやすくなるよう手続きの見直しを進める方針を固めている。第2回以降については、四半期に1回程度を目安に実施する考えだ。


農林水産省 農業者向けスマートフォンアプリ「MAFFアプリ」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/maff-app.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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