西武鉄道とマイファーム、遊休地を活用した貸農園「Emi Farm」をオープン

株式会社西武プロパティーズと西武アグリ株式会社は、埼玉県所沢市神米金にある西武鉄道株式会社の遊休地を活用した貸農園「Emi Farm(エミファーム)」を2021年3月29日(月)にオープンした。総区画数は51区画(1区画10平方メートル)で、料金は月額3850円(税込)・年額3万3000円(税込)。

同サービスでは株式会社マイファームが提供する畑と人のマッチング型シェアリングサービス「ハタムスビ」を利用し、インターネット上で契約手続きや支払いが完結する仕組みとなっている。

「EmiFarm」のイメージスケッチ

コロナやSDGsをきっかけに家庭菜園ニーズが高まっている

昨今の消費者の意識や行動変容に対応する取り組みとして開始される「Emi Farm」は、「サクサク畑作!」をコンセプトに気軽に家庭菜園を始めることのできる貸農園サービスだ。

月単位での契約が可能で、農作業に必要な手袋やハサミ等の道具を区画ごとに保管する多機能BOX「ハタムスビボックス」を利用することができる。施設内には、駐車場や農業・園芸関連のイベントが開催予定のフリースペースも併設されている。

施設内の区画図

区画イメージ
開催を予定している農業・園芸関連のイベントイメージ
「Emi Farm」のロゴ

名称である「Emi Farm」は、西武グループのスローガンである「ほほえみ」と農園を意味する英単語「Farm」を組み合わせたもので、土をイメージしたFという文字には、Family(家族)やFriend(友達)など「利用者が笑顔で菜園づくりを楽しんでほしい」という両社の想いも込められている。


株式会社西武プロパティーズ
https://www.seibupros.jp/
西武アグリ株式会社
https://www.seibu-agri.co.jp/
貸農園サービス「ハタムスビ」
https://hatamusubi.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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