農業の収支改善を支援するクラウドサービス「ベジパレット」ベータ版が提供開始

「ユニリタみらいファーム」を研究フィールドに、IoTセンサーや農業用ロボットを活用した農業生産に取り組む株式会社ユニリタは、農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」のベータ版の無償提供をスタートした。

今回のベータ版は、同社が依頼した農業者のみを対象にしたもので、使用した農業者のフィードバックを基に正式版の開発につなげるという。

「ベジパレット」の画面イメージ

収集したデータを分析し農業経営の改善に役立つ情報を提供


「ベジパレット」は、日々の農作業記録やIoTセンサーから収集したデータをさまざまな角度・視点から可視化して、農業経営の効率化につながるデータを示す農業経営支援専門のクラウドサービスである。

​ユニリタは、農業経営者が経験を活かして作り出す“仮説”を重視しており、「​​ベジパレット」で収集したデータをもとに同社の持つデータ分析のノウハウを加え、次の仮説作りと作業の見える化に役立つサービスを目指すという。

正式版では、ベータ版使用者のフィードバックを基に、環境や収量、相場、天候などさまざまなデータを組み合わせることで、農業経営を効率化する仮説づくりに役立つ情報や、地域、作付け、休耕地などグループ単位で収支を改善する情報を提供していく。

同社は、今後の農業経営のさらなる効率化や収支改善を実現するためには農作業の機械化だけでなく、経営効率の改善につながる根拠をデータで示すことが重要だとし、「ベジパレット」ベータ版の提供および「ユニリタみらいファーム」での検証を通じて、農業経営の改善につながるデータを示すサービスを提供していきたい考えだ。


農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」
https://www.unirita.co.jp/agriculture/vegepalette.html
株式会社ユニリタ
https://www.unirita.co.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。