AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の給液装置DIYキットが発売

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を提供する株式会社ルートレック・ネットワークスは、ゼロアグリ専用の給液装置パーツキット「ゼロアグリ仕様・DIY給液パーツキット」を発売した。


導入にかかる手間やコスト面の課題を解決


「ゼロアグリ」は、農作物の水やり作業や施肥作業を自動で実行するAI搭載型の潅水制御システム。
施設園芸に取り組む全国の生産者を対象に、これまで約300台の販売実績を持つが、「既設の給液装置を使用するためには、生産者もしくは施工店が自ら特殊な部材を調達して設計する必要がある」などコスト面の課題が指摘されてきた。

「ゼロアグリ仕様・DIY給液パーツキット」は、点滴潅水設備でトップシェアを誇るネタフィム社が提供する部材を使用した製品で、今後は「ゼロアグリ」の導入に必要な給液装置を生産者自らが低コストで組み立てられるようになる。

ゼロアグリ制御盤と給液装置の設置例
同社は、「農家ファースト」をスローガンに、製品やサービスの拡充を進める考えだ。


AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」
https://www.zero-agri.jp/
株式会社ルートレック・ネットワークス
https://www.routrek.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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