AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の給液装置DIYキットが発売

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を提供する株式会社ルートレック・ネットワークスは、ゼロアグリ専用の給液装置パーツキット「ゼロアグリ仕様・DIY給液パーツキット」を発売した。


導入にかかる手間やコスト面の課題を解決


「ゼロアグリ」は、農作物の水やり作業や施肥作業を自動で実行するAI搭載型の潅水制御システム。
施設園芸に取り組む全国の生産者を対象に、これまで約300台の販売実績を持つが、「既設の給液装置を使用するためには、生産者もしくは施工店が自ら特殊な部材を調達して設計する必要がある」などコスト面の課題が指摘されてきた。

「ゼロアグリ仕様・DIY給液パーツキット」は、点滴潅水設備でトップシェアを誇るネタフィム社が提供する部材を使用した製品で、今後は「ゼロアグリ」の導入に必要な給液装置を生産者自らが低コストで組み立てられるようになる。

ゼロアグリ制御盤と給液装置の設置例
同社は、「農家ファースト」をスローガンに、製品やサービスの拡充を進める考えだ。


AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」
https://www.zero-agri.jp/
株式会社ルートレック・ネットワークス
https://www.routrek.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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