「ひろしま型スマート農業プロジェクト」2022年度の募集がスタート 2021年度の報告会も開催

広島県は、令和4年度(2022年度)の「ひろしま型スマート農業プロジェクト」(愛称:ひろしまseedbox)の参加企業の募集をスタートした。募集期間は2021年12月15日~2022年1月18日。

同時に、令和3年度(2021年度)プロジェクトの実績報告会を、12月22日にオンライン開催される「ひろしまseedboxセミナー」内で実施する。



全国のスマート農業技術を持つ企業・団体を募集


 広島県では、農業分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、収益性の高い経営モデルを確立する「ひろしま型スマート農業プロジェクト(ひろしまseedbox)」を実施している。

このプロジェクトは、実証費用を県が支援し、県内農業者の畑を実証フィールドとすることでデータを収集しながら技術のカスタマイズを行い、最長3年間の取り組みで経営モデルを確立するもの。

令和4年度プロジェクトの実施に向けて、スマート農業技術の導入効果が高い3つのテーマを選定し、参加企業等を募集する。 また、R3年度からスタートした3つのプロジェクトの取組状況について、報告会を開催する。

令和4年度プロジェクトの参加企業等の募集について


(1)公募する実証プロジェクトのテーマ

(2)スケジュール
公募期間:令和3年12月15日(水)~令和4年1月18日(火)
審査結果発表:令和4年2月15日(火)
実証プロジェクト開始:令和4年2月下旬

(3)公募対象
スマート農業技術を持つ全国の企業、団体等

(4)実証プロジェクトの概要
  • 県内の農業者の畑を実証フィールドとし、企業等が農業者等の協力を得ながら、データを収集し、技術のカスタマイズを行います。
  • 実証の期間は最長3年間とし、県内で導入可能な経営モデルの確立をゴールとします。
  • 実証フィールドでの技術の開発状況の展示や、確立された経営モデルの成果発表会を行い、県内の農業者への導入を促進していきます。

(5)公募内容
応募方法などは、以下のURLで公表。検索からも参照できる。



令和3年度プロジェクト実績報告会


開催日時
令和3年12月22日(水曜日)13時00分~15時00分

視聴方法
参加無料。参加申込不要。
当日時間になりましたら、次のURLからご参加ください。
https://us06web.zoom.us/j/83466743080?pwd=NUpsREdzUXpSL1VmcXZES0w5WnZHQT09
ミーティングID: 834 6674 3080 パスコード: 541430

内容
講演「データ活用で変わる農業(仮称)」 (13:05~13:40)
講師:デジタルハリウッド大学教授、高知県IoP事業スーパーバイザー 太場次一氏

令和3年度ひろしまseed box の実績報告 (13:40~14:45)
軟弱野菜、カット用青ねぎ、ぶどうのスマート農業技術開発について

令和4年度ひろしまseed boxの募集等(14:45~15:00)
募集スケジュールなどについて


ひろしまseedbox 公式サイト
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/82/sumano-r4idea.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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