スマート林業やバイオマス分野の発展を促進 「次世代森林産業展2019」8月開催

産経新聞グループの総合ビジネス経済紙「フジサンケイビジネスアイ」(日本工業新聞社発行)は、森林産業全体の活性化を目的とする国際展示会「次世代森林産業展2019(FORESTRISE2019)」を2019年8月1日~3日の3日間の日程で開催する。

開催場所は長野県長野市「ビッグハット/若里市民文化ホール」で、同展示会への来場者(無料)を募集している。

次世代森林産業展2019(FORESTRISE2019)について


次世代森林産業展2019(FORESTRISE)」は、2017年5月に初開催した林業・バイオマスをテーマにした「国際ウッドフェア」から大きく趣旨を拡大し、森林資源を基盤とする産業全体の活性化に向けた連携・交流を創出することを目指す展示会だ。

チェーンソーの実演=2017年開催の国際ウッドフェアチェーンソーの実演(2017年開催の国際ウッドフェア)

産業の発展に欠かせない国内外の先進的な製品・技術をはじめ、ドローン、AI(人工知能)、ロボット、センシング、ICT(情報通信技術)/IoT(モノのインターネット)といった最新テクノロジー利用促進を図るとともに、林業及びバイオマス事業のビジネスチャンスの拡大も狙っている。

現場の課題解決、知識習得、研鑚につながる関連セミナーも連日にわたり開催され、前回(2017年)に引き続き「バイオマスエキスポNagano*」も同時開催する予定だ。

*バイオマスエキスポNaganoとは
バイオマス資源の有効活用(エネルギーへの変換技術)や堆肥化、飼料化へ変換技術のマーケティング活用を目的とした産業交流展示会。
URL:https://www.biomassexpo.info/

出展社と来場者の交流の「場」として

本会は、AIやIoTに代表される次世代型の林業、森林基盤を利用した従来型の林業、そして木質バイオマスの活用等の関係企業・団体と、同一分野の企業および一般来場者との交流を促進する「場」としての役割を目指している。

英語表記のFORESTRISEは、日本の森林産業の再生と活性化を願いつくられた造語で、森林産業を表す単語「FOREST」と、物事の始まりの意味を表す単語「RISE」を組み合わせたものという。

国内外合わせて107の企業・団体(屋内ブース91社、屋外ブース16社 ※6月7日時点)が出展を予定している今回の展示会は、8月1日~3日の3日間で合計約6000人の来場者を見込んでいる。

前回の会場風景(2017年開催の国際ウッドフェア)

屋内

屋外

次世代森林産業展2019(FORESTRISE2019)の概要


【日時】2019年8月1日(木)~8月3日(土)、10時~17時
【会場】ビッグハット/若里市民文化ホール(長野県長野市若里3-22-2)
【料金】無料(要事前登録、要招待券持参) 事前来場登録は下記公式HPから可能
【主催】フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞社)
【特別協力】長野県、オーストリア大使館商務部など
【後援】林野庁、国土緑化推進機構など

<参考URL>
次世代森林産業展2019
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便