日本野菜ソムリエ協会開催の「トマトグランプリ」、高糖度「OSMICトマト」が頂点に

2019年6月、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が主催する野菜ソムリエサミット「トマトグランプリ」で、株式会社OSMICの高糖度フルーツトマト「OSMICトマト」が総合優勝に輝いた。グランプリのほかにも、部門別に1位から3位までが入賞している。



日本野菜ソムリエ協会は、ひと月ごとに、野菜ソムリエによる野菜・果物とその加工品の品評会「野菜ソムリエサミット」を実施。同サミットには、価値ある青果物や加工品を評価・認証し、広く世の中に発信することで、生産者を応援するとともに日本の農業を活性化させる目的がある。

2019年はトマトをテーマ野菜に掲げ、特別企画であるトマトのみの品評会「トマトグランプリ」を開催。通常の野菜ソムリエによる食味審査にとどまらず、審査員の人数を約70名に拡大し行った。

同大会の選考方法は、審査員たちが名称や産地、生産者情報などを伏せた状態で試食し、それぞれのトマトの美味しさを点数に置き換えて評価する。エントリーした全国39品目のトマトの中から、審査員全員の合計点数をもとに、栄えあるグランプリが決定した。

なお、野菜ソムリエサミット特別企画「トマトグランプリ」の結果順位は以下となる。




【総合優勝】
OSMICトマト(株式会社OSMIC)

【大玉部門】
第1位:あまえっこぜいたくトマト(株式会社北海道興農社)
第2位:薩摩甘照(高槻電器工業株式会社)
第3位:高糖度プレミアムトマト(あかねオーガニック農園)

【中玉部門】
第1位:恋の実(農事組合法人ファーム順天)
第2位:Azuki(株式会社めぐりとまと)
第3位:あまえっこフルティカ(株式会社北海道興農社)

【小玉部門】
第1位:OSMICトマト(株式会社OSMIC)
第2位:うふふの実 フルティカ(株式会社クボタeファームやぶ)
第3位:レッドジュエル・プレミアム(株式会社Jファーム)


甘味と香りが濃厚な「OSMICトマト」

OSMICトマトは、微生物が高密度に生存する生きた土「オスミックソイル」を使用し、気温や湿度を24時間管理できる環境制御ハウス「オスミックハウス」で栽培したフルーツトマトだ。

自然界の生産メカニズムに基づき、いつでも最適な栽培環境を維持することで、味・甘さ・形のどれをとっても最高級の仕上がりになる。特に、糖度別販売をしているOSMICトマトは、デザートやスイーツにアレンジできるほどの甘さと味、香りが特徴で、贈り物にも適しているとのことだ。

「トマトグランプリ」で総合優勝した小玉トマトのほかに、加熱することでさらに旨味と甘味が増す料理向きの中玉や大玉もある。また、水とOSMICトマトのみを原料とする100%トマトジュースは、季節やシーンに合わせた飲み方が楽しめ、冷やしても温めても濃厚な甘味と香りが口いっぱいに広がるという。


野菜ソムリエサミット「トマトグランプリ」開催概要

特別審査員 日高良実シェフ

【開催日】2019年6月26日
【会場】レストランDAZZLE(東京都中央区銀座)
【審査員】トマト生産者・野菜ソムリエ資格保持者を含む約70名
【特別審査員】
リストランテアクアパッツァオーナーシェフ 日高良実
東京青果株式会社野菜第2部課長 吉井正人
一般社団法人日本野菜ソムリエ協会理事長 福井栄治
一般社団法人日本野菜ソムリエ協会理事 王理恵
【特別ゲスト】アンミカ
【審査方法】完全クローズドの味覚評価・相対評価
【表彰内容】
グランプリ(総合優勝)1品目
大玉部門・中玉部門・小玉部門1位~3位 各1品目
【出品数】39
【協賛】一般社団法人日本イタリア料理協会
【協力】料理王国
【OSMICトマトについての審査員コメント(一部)】
「みずみずしくジューシーな味わい。口に含んだ時に独特な甘みが広がります」
「小さな粒であっても食感が良く、好きになりました」
「甘みと酸味のバランスの良いトマトです」
「フルーツに近い味で食べやすく美味しい」
「果肉が軟らかくゼリーのような感じがしました」

<参考URL>
野菜ソムリエサミット
野菜ソムリエサミット「トマトグランプリ」
一般社団法人日本野菜ソムリエ協会
OSMICオフィシャルサイト
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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