「お米で日本を元気にするプロジェクト」の第1回シンポジウムが7月7日に開催

一般社団法人日本健康食育協会と公益財団日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアティブは、共同で「日本をお米で元気にするプロジェクト」をスタートし、2024年7月7日(日)に第1回目のシンポジウムを日比谷図書文化館で開催する。


米食が持っている価値を世界に向けて発信


一般社団法人日本健康食育協会は、食を通じて元氣で健康な社会をつくることを目標に、健康にまつわる社会課題の解決、健康寿命の延伸、健康経営の推進を目的として設立された組織。専門人材の養成に向けて「健康食育マスター講座」の運営などを行っている。

公益財団日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアティブは、国民の健康寿命の延伸を目標に活動し、地球の健康とヒトの健康の両立を目指す組織だ。

日本人の健康長寿には、米食が大きな役割をはたしていることが近年の研究で明らかになっており、ごはんを中心とした日常的な和食の価値が世界から注目されている。

また、日本の水田稲作は土壌劣化を起こしにくいサステナブルな農法としても評価されているという。さらに食料安全保障の観点からも、米食を守ることが不可欠である一方で、米の消費は年々減少傾向にある。

両者が開始した「日本をお米で元気にするプロジェクト」は、米食が持っている健康価値やサステナビリティなど多面的な価値を世界に向けて発信するもの。同時に、日本人の健康を推進し、稲作を基盤とした地域の活性化・保全活動を展開していくという。

7月7日に開催される第1回フォーラム・シンポジウムでは「ごはん食が守るあなたのカラダ、地球のミライ ~知らないと損する糖質との付き合い方~」をテーマに講演会が行われる。詳細は以下の通りだ。

1.基調講演:体脂肪を増やし筋肉落とす糖質オフのリスク! ~ダイエットと血糖コントロールの危険な関係~

講師:京都大学名誉教授 森谷敏夫氏

1980年、南カリフォルニア大学大学院博士課程修了。テキサス大学、テキサス農工大学大学院助教授、京都大学教養部助教授、米国モンタナ大学生命科学部客員教授等を経て1992年、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、2000年から同科教授に。現在は京都大学名誉教授。専門は応用生理学とスポーツ医学。生活習慣病における運動の重要性を説き、有酸素運動を推奨している。EMS(骨格筋電気刺激)における世界的権威であり、SIXPAD共同開発者。一般社団法人日本健康食育協会 理事。
2.特別講演:ごはんを食べずに太る人、山盛りごはんで痩せる人 ~食べ方でこんなに変わる心と身体~

講師:日本健康食育協会代表理事 柏原ゆきよ氏

一般社団法人食アスリート協会副代表理事。管理栄養士。公益財団法人 日本ヘルスケア協会 お米で健康推進部会 部会長。大学卒業後、食品流通と製造、医療や介護、美容やスポーツ、教育などの現場を経験し、サプリメントメーカーなどの役員を経て、2007年に起業。女優やモデル、経営者、アスリートなど幅広い分野で食生活のアドバイスを実施。5万人以上のサポート経験から「健康食育」の理論を構築し、指導者として「健康食育シニアマスター」の育成に力を注いでいる。

3.お米で日本を元気!にするプロジェクト活動報告


進行中のプロジェクトの成果、今後の活動計画等について紹介。

開催概要

日時:2024年7月7日(日) 13:00~16:30 (開場:12:30)
会場:日比谷図書文化館(大ホール)(東京都千代田区日比谷公園1−4)
zoomウェビナーオンライン同時配信
申込:https://okomegenki.peatix.com/view
料金:会場参加 3300円(税込)・オンライン参加 2200円(税込) ※会場参加は資料・お土産代含む。


一般社団法人 日本健康食育協会
https://jhe.or.jp/
公益財団法人 日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアティブ(PHI)
https://jahi.jp/phi/
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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