スマート農業新法が学べる! 「埼玉県スマート農業普及推進フォーラム」が1月31日に開催

埼玉県は、埼玉県スマート農業普及推進プラットフォームの取り組みとして「スマート農業技術活用促進法の概要と活用のポイント」をテーマにしたイベントをさいたま商工会議所会館で2025年1月31日(金)に開催する。参加費は無料で、オンラインでも参加可能だ。


「スマート農業技術活用促進法」についてわかりやすく解説


埼玉県スマート農業普及推進プラットフォームは、農業者や農機メーカー、農業団体など、スマート農業に関心のある人が会員となり、連携・協力しながらスマート農業技術に関する情報発信やイベントの開催、関係者同士の交流や意見交換の場を提供している。

今回行われるイベントでは、2024年10月に施行された「スマート農業技術活用促進法(スマート農業新法)」の概要や新法に基づく計画作成のメリット・ポイントをわかりやすく解説するとともに、いち早く計画作成に取り組んだ開発供給事業者、農業者が講演を行う。

また、スマート農業新法に関する疑問を解消する意見交換会や個別相談会もあわせて行われる。

対象者はスマート農業に関心のある農業者や農機メーカー・販売店、関係機関などとなっているが、同イベントは埼玉県スマート農業普及推進プラットフォームの会員向け事業のため、参加申込みの際に会員登録(無料)が必要となる。

当日の内容は以下の通りだ。

・「スマート農業技術活用促進法の概要と活用のポイント」
農林水産技術会議事務局研究推進課 課長補佐(先端技術実証班) 萱野 由裕氏

・事例発表
1. 開発供給事業者「AR(拡張現実)農作業補助アプリ「Agri-AR」のご紹介と、普及促進におけるスマート農業新法の活用について」
株式会社Root 代表取締役 岸 圭介氏
2. 農業者「体験談:スマート農業新法における生産方式革新実施計画の申請について」
株式会社ぼくらの農園 代表取締役 岩田 浩氏

・登壇者に対する質疑、意見交換
・国等からの情報提供
・閉会後、スマート農業新法個別相談会・名刺交換会(任意参加)

開催概要

「埼玉県スマート農業普及推進フォーラム―スマート農業技術活用促進法の概要と活用のポイントー」
日時:2025年1月31日(金) 13:30~16:15
場所:さいたま商工会議所会館第1・第2ホール(さいたま市浦和区高砂3-17-15)
※Microsoft Teamsによるオンライン参加も可能
料金:無料
定員:100名(会場)
申込:https://smartagri-navi.pref.saitama.lg.jp/event/2568/
申込〆切:2025年1月28日(火)

スマート農業に関するオンラインセミナーも実施


埼玉県では、スマート農業について学べるオンラインセミナーも実施している。2025年1月20日(月)は「主穀」、2月13日(木)は「施設園芸」をテーマに、スマート農業の導入効果や試験研究の取り組みについて講演が行われる。


(1)第1回 主穀編(石川県との連携企画)
・石川県の講演

1. 「大麦の生産拡大と低コスト化を目指したデータ駆動型水田収益向上モデルについて」
2. 「ICTブルドーザの農業への活用と今後の取組について」
・埼玉県の講演
ドローンによるリモートセンシング技術を活用した水稲の適正施肥の推進について」

(2)第2回 施設園芸編
・埼玉県の講演

「トマト栽培におけるスマート農業技術の導入及びその効果について」
「施設園芸におけるスマート農業技術についての試験研究の取組」
・トマト農家によるスマート農業技術導入事例
「トマト作りと農業経営
・埼玉県からの補助制度等の案内

開催概要

埼玉県スマート農業オンラインセミナー「主穀編」
日時:2025年1月20日(月) 14:00~16:25
場所:Microsoft Teams(予定)を利用したオンライン開催
料金:無料
申込:https://smartagri-navi.pref.saitama.lg.jp/event/2566/
申込〆切:2025年1月17日(金)
埼玉県スマート農業オンラインセミナー「施設園芸編」
日時:2025年2月13日(木) 14:00~16:20
場所:Microsoft Teams(予定)を利用したオンライン開催
料金:無料
申込:https://smartagri-navi.pref.saitama.lg.jp/event/2566/
申込〆切:2025年2月10日(月)


埼玉県スマート農業普及推進プラットフォーム
https://smartagri-navi.pref.saitama.lg.jp/membership-application/
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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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