生産者の参加も可能! 価値を贈って感謝でつながる豊かな社会へ「giv」β版公開

一般社団法人givは1月22日より、好きなことや特技を必要としている人に贈って、感謝でつながる豊かな社会「giv」β版を一般公開した。ギブをもらった人は、また違う誰かに自分の好きなことや特技を贈ることで、ギブが繋がっていく、ペイフォワードのプラットフォームだ。

ギブを通して新しい価値観に触れる

運営するアプリ内で贈ったギブの記録は、写真とともにプロフィールページに蓄積されていく。これによりどのメンバーが誰にどのようなギブを送ったか閲覧できるようになる。共感できるギブに出会ったら、その人にギブを贈ることも可能。

ギブすることでやりがいを感じ、それがもっと好きになれる環境と、ギブを通して人や地域とつながりながら感謝する機会や感謝される機会を創出している。

現在まで100を超えるギブが循環している

givの仕組み

登録するとまず、事務局による審査を受ける。審査を経て、本登録したメンバーには登録したギブの提供内容や受けたいギブの内容を見て、ギブを贈る方および受け取る方の推薦が行われる。

双方の合意が取れたら、チャットツールを利用してコミュニケーションを取ることになる。ギブ終了後には、ギブを受けた方が感謝の気持ちを書いた「Thanks Card」を投稿する仕組みだ。


体験したメンバーの声

「心理的に近さを感じ、安心してギブができる」
「当初はテイク欲しさにギブしていたが、今はギブが楽しくてギブしている」
「普段は仕事だけになりがちだが、ここでは文化的な活動ができ、サードプレイスとして心地の良い場所」
「いつもと違う対象にギブすることで、いつもと違う反応やフィードバックがもらえて、新たな気づきが多かった」

対象となる参加者


「美容」「健康」「食」に関連するスキルや価値提供ができるメンバー構成となっている。具体的には、美容師、スポーツトレーナー、ヨガインストラクター、農家、漁師等が参加中だ。

 giv
https://giv.link
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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