マイファーム、新規就農者向け農業研修「就農アグリトレーニングプログラム」を開始

社会人向け週末農業スクール アグリイノベーション大学校を運営する株式会社マイファームは、新規就農希望者に向けた農業研修「就農アグリトレーニングプログラム」を開始した。

このプログラムは、同社が2020年7月10日に取得した複数地域認定農業者の認定を受けて開始されたものという。
同社は、自治体が新規就農希望者に提示する農業研修先として、新規就農者の課題をサポートしたい考えだ。


マイファームは、社会人向けの週末農業スクール アグリイノベーション大学校を運営する企業。耕作放棄地の再生および収益化事業、体験農園事業等を展開する。

アグリイノベーション大学校は、農業経営のトップランナーや生産技術のイノベーター、農産物流通の専門家らを講師に迎えた週末農業スクール。農業技術の原理原則ほか経営戦略、計画策定、実践科目などが学べる。

「認定農業者として、より多くの新規就農希望者の研修を受け入れたい」


「就農アグリトレーニングプログラム」は、同社が保有する自社生産圃場を使用した新規就農者向けの農業研修だ。
新規就農希望者は、就農先の自治体が提示する認定農業者の圃場で農業研修を受ける必要があるが、自分に合った研修先を探すことは難しく、要件を満たす研修時間を確保することが困難な状況という。
同社が運営するアグリイノベーション大学校も同様の課題を抱えており、1400名を超える卒業生の多くがこの問題に直面していたそうだ。

同社が複数地域認定農業者の認定を受けた市町村は、那珂市(茨城)、神栖市(茨城)、新座市(埼玉)、横浜市(神奈川)、城陽市(京都)の5自治体。
同社は「自治体が提示する農業研修先として、より多くの新規就農希望者を受け入れたい」としている。


株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便