スマートグラスでの「バーチャルりんご狩り体験」、「Osaka Food Lab」で11月15日実施

凸版印刷株式会社は、スマートグラスを活用したりんご狩り体験イベント「バーチャルりんご狩り」を、2020年11月15日開催の「Osaka Food Lab (りんごマルシェ内)」で実施する。

このイベントは、同社が長野県飯綱町のりんご農園 FUJIWARA ROOTS FARM(フジワラ ルーツ ファーム)と共同で実施する次世代型のりんご狩り体験。

バーチャルりんご狩りのイメージ
凸版印刷は、ものづくりから卸売り・小売り・生活者にいたるサプライチェーン全体のデジタル化を推進して顧客の事業変革を支援する「TーDX(トッパン・デジタルトランスフォーメーション)」を展開している。

同社が2020年4月に長野県飯綱町に開設したT-DX事業の開発拠点「ICT KŌBŌ」では、長野県と飯綱町の特性を生かしたオフィス環境の提供や、地元教育機関の卒業生を対象にしたデジタル人材の育成といった、地域活性化へ向けた取り組みが実施されている。

タブレット端末を使用して現地でのりんご狩りを遠隔から体験


「バーチャルりんご狩り」は、タブレット端末を使用して現地でのりんご狩りを遠隔からリアル体験するイベント。
参加者はFUJIWARA ROOTS FARMの園主が装着するスマートグラスから送信されるりんご園のリアルタイム映像を、専用のタブレット端末で受信してりんご狩りを体験する。

映像を受信するタブレット端末は、音声やポインター等を用いた園主との相互コミュニケーション機能や、収穫に適したりんごを解析して表示する機能も備えるため、現地での体験と同様に自ら収穫したいりんごを選べる仕組みになっているそうだ。イベントを通じて収穫したりんごは、参加者が指定する送り先に即日発送される予定とのこと。

日本の果樹生産地は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、従来の生産現場でのフルーツ狩り体験が開催できない状況にある。同社はこのイベントを通じて、りんご生産で全国2位を誇るという長野県農業の活性化を支援したい考えだ。

開催概要


バーチャルりんご狩り
日時:2020年11月15日(日) 12:00~15:30 (イベント全体 11:00~17:00)
場所:Osaka Food Lab (りんごマルシェ内)
住所:大阪市北区中津1-1-36 (阪急電鉄中津高架下)
申込:事前申し込み制 ※申し込み受付は終了済み


凸版印刷株式会社
https://www.toppan.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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