宮崎県新富町で「儲かる農業」をテーマにした農業育成講座「農業塾」開催

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)は、「儲かる農業」をテーマに先進事例に取り組む農家から直接学べる育成講座「農業塾」を、宮崎県新富町のこゆチャレンジフィールドにて開講する。


こゆ財団は、設立当初より新富超役場から委託を受け、地元産品を活用したふるさと納税の返礼品の企画開発や新富町のファンづくりなどに注力。2016年の約4億2000万円から、1年間で倍以上にあたる9億円まで寄付額を引き上げることに成功している。

合わせて、地元産品の強化を目的に教育事業を推進しており、持続可能で自立したまちづくりには、しっかり稼げる農家・企業家の存在が不可欠であるとの考えから、様々な育成・養成塾を運営している。こゆ財団設立後に初めて取り組んだ全5回の起業家育成塾「児湯シータートル大学」では、約20名の受講者のうち4名が児湯郡を拠点に事業をスタートさせ、すでに経済や雇用を生み出す地域の次世代リーダーになりつつあるという。

今年は新富町の主産業である農業にフォーカスし、「儲かる農業塾」と題した全5回の講座を実施。2017年より地元きゅうり農家とともにアグリテックの導入に取り組み、実証実験を繰り返し、テック導入による約20%の収量アップの実績も残している。先進的な農業経営を目指す方々に向け、ノウハウや技術を公開することで地域全体の農業力を上げ、町の産業活性に取り組んでいきたいという。


「儲かる農業塾」実施概要
会場:こゆチャレンジフィールド(宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1)
定員:20名
費用:無料

第1回 7月25日(水)18:00〜20:00
▶︎テーマ:「農業=農強」
▶︎登壇者:株式会社くしまアオイファーム 代表取締役社長 池田 誠氏

第2回 8月08日(水)・09日(木)11:00〜翌14:00
▶︎テーマ:農業先進地視察(佐賀県)

第3回 8月22日(水)18:00〜20:00
▶︎テーマ:「IT導入で変わる農業の伸びしろ」
▶︎登壇者:テラスマイル株式会社 執行役員 金田 千広氏

第4回 9月05日(水)18:00〜20:00
▶︎テーマ:「IT導入の現場から活動報告・事例共有」
▶︎登壇者:アグリテック活用農家 新富町生産者 福山 望氏
きゅうり農家 新富町生産者 猪俣 太一氏

第5回 9月19日(水)18:00〜20:00
▶︎テーマ:「これからの農業プラン発表」
▶︎登壇者:受講生


<参考URL>
こゆ財団
https://koyu.miyazaki.jp/

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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