見た目より持続性重視へ「サステナウィーク2021」、9月18日から実施

農林水産省は、消費者庁、環境省と連携して取り組む「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」の一環として、「サステナウィーク 未来につながるおかいもの」を2021年9月18日(土)~2021年9月28日(火)に開催する。


あふの環(わ)2030プロジェクト


「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」は、持続的な生産・消費に向けた取り組みを展開する企業や団体が参加する官民合同のプロジェクト。「スペンドシフト~サステナブルを日常に、エシカルを当たり前に!~」を合言葉に、自然環境の変化や気候変動の影響を受ける農林水産物の持続的な生産・消費活動を推進する。



参画企業がサステナブルな取り組みを紹介


「サステナウィーク 未来につながるおかいもの」は、農林水産物のサステナブルな生産・消費活動に向けた取り組みをPRするイベント。開催中は、「あふの環(わ)2030」に参加する企業や団体を中心に、以下の内容を実施していく予定だ。

1.Webショップ・小売店舗でのPR活動
W共通のロゴやイラスト等を掲示してサステナブルな商品やサービスをPR。
2.イベント開催
サステナビリティをテーマにしたイベントを全国で開催。(今年度はオンライン又は一部地域で開催予定)
3.ハッシュタグキャンペーン
「#サステナウィーク」、「#Sustainability Action」、「#あふの環」等のハッシュタグを添えて各企業・団体が取り組む内容を発信。
事務局および関係各社が実施する具体的内容は以下の通り。

事務局


「見た目重視から持続性重視」をテーマにしたトークイベントや体験型企画展示を実施。
・トークイベント
日時:2021年9月17日(金)午後
・体験型企画展示
期間:2021年9月18日(土)~2021年10月10日(日)
場所:ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2ー3ー1)

オイシックス・ラ・大地株式会社


特設サイトを開設して、サステナビリティをテーマにしたクイズキャンペーンを実施。「Upcycle by Oisix」、「もったいナイ&規格外シリーズ」、「ふぞろいらでぃっしゅ」など、実際の事業活動で実施する取り組みも紹介していく。
期間:2021年9月18日(土)~2021年9月28日(火)を含む一定期間

一般社団法人全国農業協同組合中央会(JAグループ)


持続可能な食と農に役立つ取り組みとして「国消国産」を推進。JAグループのサポーターである林修氏と料理研究家であるコウケンテツ氏をゲストに迎え「国消国産」に関するクイズをウェブサイトで出題する。

参加者には、コウケンテツ氏が考案したオリジナルレシピが贈られるほか、抽選で200名(A賞)に「高級ぶどうの詰め合わせ」が、 500名(B賞)に「JAタウン2,000円クーポン」が当たる。
期間:2021年9月10日(金)~2021年10月4日(月)

株式会社イトーヨーカ堂


プライベートブランド「顔が見える食品。」の販売を通じて、JGAP認証やMEL認証の取得を推進。生産者が取り組む内容を店頭およびウェブサイトでPRしていく。
期間:通年(WEB広告は、2021年9月18日(土)~2021年9月28日(火)まで。)

株式会社三越伊勢丹


「think good」という合言葉のもと、 4R(Refuse・Reduce・Reuse・Recycle)の推進や食品ロスに向けた取り組みを実施。減プラ植物性たんぱく質を利用した新素材の容器「オムニミート」を使用した弁当「コベントウ」を販売していく。
期間:2021年9月15日(水)~2021年9月28日

白雪農園(富山県)


「FARM & ART FEST立山農芸祭21」を開催。
アーティストによる屋外ライブや地域の農家による地場農産物の販売を実施する。
日時:2021年9月26日(日)11:00~16:00
場所:白雪農園(富山県中新川郡立山町谷口26)
参加料金:1500円(小学生以下無料)
駐車料金:500円

イオン九州株式会社


イオン佐賀大和店でサステナウィークイベントを開催。
佐賀市、生産者らと協力して持続性重視の商品を販売をしていく。
期間:2021年9月18日(土)~2021年9月28日(火)

一般社団法人GAP普及推進機構


農業高校を対象にGAPの実践と認証取得に向けた支援を実施。
学生たちの日頃の学習成果を発表するイベントの開催や全国の参加校が制作した動画の公開を通じて、持続可能な農業生産の普及に取り組む。
・イベント
日時:2021年9月28日(火)16:00~17:30(オンライン)
・動画公開
期間:2021年9月中旬~(当面の間)

キリンホールディングス株式会社


夏休み期間中に行っているワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」のアウトプットとして、「キリン・スクール・チャレンジ ツイッターキャンペーン」を実施。FSC認証とレインフォレスト・アライアンス認証をテーマに、中高生が同世代に訴えかけたい内容をリレー形式でつなぐ。
期間:2021年9月8日(水)~2021年10月8日(金)

上記以外の取り組みについては、農林水産省のホームページにある「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」で確認できる。

開催概要


サステナウィーク 未来につながるおかいもの
期間:2021年9月18日(土)~2021年9月28日(火)


あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sustainable2030.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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