MOVIMASと軽米町、IoTとバイオマスを活用した循環型農業で連携

IoTを活用したクラウド制御システムの開発を手がける株式会社MOVIMASと岩手県軽米町は、IoT農業を通じて脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進する包括連携協定を締結した。

調印式の様子
(左)軽米町長 山本賢一氏(中央)MOVIMAS代表取締役 兒玉則浩氏(右)地域の地権者 清藤壽氏

IoTとバイオエネルギーを活用


軽米町は、岩手県の北部に位置する人口8895人の町。(2020年3月1日時点)
アワやヒエ、アマランサスなどの雑穀類やリンゴやサルナシなどの果実類の栽培が盛んで、内閣府・総務省・文部科学省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省ら関係7府省が共同で選定するバイオマス産業都市の認定も受けている。

バイオマス産業都市とは、バイオマス原料の生産・収集・運搬・製造・利用に必要な一貫システムを構築して環境に優しいまち・むらづくりを目指す地域のことである。

今回の連携協定では、IoTを活用した縦型の水耕栽培施設や鶏ふんの焼却熱で発生する熱を利用したハウス内保温システムを用いた農業生産を共同で実施。脱炭素社会の実現に必要な循環型農業に取り組むことで、地域農業の振興と活性化を目指す。


株式会社MOVIMAS
https://movimas.jp
軽米町ホームページ
http://www.town.karumai.iwate.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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