ヤマガタデザインと井関農機、庄内地方の環境保全型農業モデル構築で連携

農業経営者育成学校の運営などを手がけるヤマガタデザイン株式会社と国内農機大手の井関農機株式会社は、山形県庄内地方の地域活性化を目的に両社が保有する技術やノウハウを活用する「環境保全型農業モデルの構築による街づくりに関する連携協定書」を2022年2月3日に締結した。


連携の主な内容


1.環境保全型農業モデルの構築
ヤマガタデザインが展開する各種農業事業(生産販売・人材教育・ハード開発)と井関農機が保有する農業技術ソリューションを組み合わせて、有機栽培を軸とした環境保全型農業モデルの構築に取り組む。

2.地域農業の発展を担う人材の育成
次世代の若手農業経営者を対象に環境保全型農業を学べる機会を提供していくと同時に農業機械の使い方やメンテナンスに関する講座を開催していく。

3.地域教育向上への取り組み
ヤマガタデザインが運営する児童教育施設「キッズドームソライ」等を活用して、先端農業をベースとしたイベントを企画。環境保全型農業への理解を深められる学びの場を提供していく。

なお、上記に挙げた項目はあくまで現在の合意事項であり、今後新たな課題が見つかれば両社の強みを生かした取り組みを増やしていく予定とのこと。


「環境保全型農業モデルの構築による街づくりに関する連携協定書」発表資料
https://www.yamagata-design.com/press-room/iseki
ヤマガタデザイン株式会社
https://www.yamagata-design.com/
井関農機株式会社
https://www.iseki.co.jp/
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WRITER LIST

  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  5. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。