ヤマガタデザインと井関農機、庄内地方の環境保全型農業モデル構築で連携

農業経営者育成学校の運営などを手がけるヤマガタデザイン株式会社と国内農機大手の井関農機株式会社は、山形県庄内地方の地域活性化を目的に両社が保有する技術やノウハウを活用する「環境保全型農業モデルの構築による街づくりに関する連携協定書」を2022年2月3日に締結した。


連携の主な内容


1.環境保全型農業モデルの構築
ヤマガタデザインが展開する各種農業事業(生産販売・人材教育・ハード開発)と井関農機が保有する農業技術ソリューションを組み合わせて、有機栽培を軸とした環境保全型農業モデルの構築に取り組む。

2.地域農業の発展を担う人材の育成
次世代の若手農業経営者を対象に環境保全型農業を学べる機会を提供していくと同時に農業機械の使い方やメンテナンスに関する講座を開催していく。

3.地域教育向上への取り組み
ヤマガタデザインが運営する児童教育施設「キッズドームソライ」等を活用して、先端農業をベースとしたイベントを企画。環境保全型農業への理解を深められる学びの場を提供していく。

なお、上記に挙げた項目はあくまで現在の合意事項であり、今後新たな課題が見つかれば両社の強みを生かした取り組みを増やしていく予定とのこと。


「環境保全型農業モデルの構築による街づくりに関する連携協定書」発表資料
https://www.yamagata-design.com/press-room/iseki
ヤマガタデザイン株式会社
https://www.yamagata-design.com/
井関農機株式会社
https://www.iseki.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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