【2022年9月 野菜市況】大根・ねぎ・トマトが高値で推移

農林水産省が、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の2022年9月の生育状況と価格見通しを公表した。
8月の降雨の影響で、出荷量の減少による価格上昇が見込まれている。




大根、ねぎ、トマトが高値で推移する見通し


今後の生育、出荷および価格見通しについては、大根、ねぎ、トマトは、8月上中旬の降雨等の影響で収穫量が減少し、9月前半の出荷数量が平年を下回る見込みのため、「価格は平年を上回る」と予想。

白菜、キャベツ、レタスは、生育が良好で潤沢な出荷が見込まれるため、「価格は平年を下回り推移する」とされているが、レタスについては8月下旬の低温の影響で生育が遅延傾向にあるため、9月後半には価格が平年並みに戻る見込み。

ほうれんそう、きゅうり、なす、ピーマン、ばれいしょ、さといも、玉ねぎについては、平年並みの出荷量が見込めるため、「価格も平年並みで推移する」としている。


農林水産省「需給、ガイドライン、入荷および価格の見通し等に関する情報」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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