新規就農の実情を就農者から聞く「脱:都市生活のススメ@大阪」7月20日に開催

高知県への新規就農希望者を育成・支援する、高知県立農業担い手育成センターは、2019年7月20日(土)に大阪・梅田DTタワーにて、トークイベント『脱:都市生活のススメ@大阪』を開催する。

高知県の農業の特徴


高知県は、小規模な農地でも収益性の高い、ビニールハウスを利用した野菜栽培が盛んな地域。恵まれた気候と高い技術に基づきナス、シシトウ、ニラは日本一の出荷高を誇り(農林水産省「平成28年(2016年)産野菜生産出荷統計」より)、キュウリは全国有数の産地でもある。

平成28年度高知県調査では、年間約270人もの人々が新規に就農。産地や地域の担い手が減少している現状と向き合い、産地の維持拡大に向けて年間320人の新規就農者を目標に「産地提案書」により各産地がその地域に適した作物の担い手を募集する活動をしています。この「産地提案書」に沿って就農する場合、相談・研修・就農までを総合的に支援が受けられるため、よりスムーズな就農に繋がっており、各地域で若者が暮らせる持続可能な農業の実現を目指して取り組んでいる。

特に近年、都会と田舎の2カ所に生活拠点を設ける二拠点居住や、定住地を持たずに各地を飛び回る“アドレスホッパー”などのライフスタイルが都市部で生活する人たちに注目される中、地方移住への関心はさらなる高まりを見せている。本イベントでは、実際に高知県へ移住・独立就農した人をパネラーに迎え、地方でチャレンジすることの楽しさや苦労の本音を聞く。「今の生活から何かを変えたい!」という人には地方生活に目を向けるキッカケに、地方移住や就農・独立起業に関心のある人には背中を押され一歩を踏み出すキッカケになるだろう。

「脱:都市生活のススメ@大阪」概要

日時:2019年7月20日(土) 14:00〜16:30
会場:梅田DTタワー地下1階(大阪市北区梅田1-10-1
参加費:無料
定員:50名(先着順)
申し込み先:https://pasona-nouentai.co.jp/event/177
内容:
  1. 講演「地方だから挑戦できること」 秋元祥治氏
  2. トークセッション「だから地方で起業は、おもしろい!」
  3. ファシリテーター:秋元祥治氏、パネリスト:越智史雄氏、西内直彦氏
  4. 高知県産の野菜や特産品などの試食
  5. 個別相談

講演者、パネリスト紹介

秋元祥治氏
秋元祥治 氏
Oka-Bizセンター長、NPO法人G-net理事、内閣府「地域活性化伝道師」他。
人材をテーマに地域活性化に取り組み、地方での中小企業支援と若者をつなぐ成功事例として全国的に評価されている。


越智史雄氏
越智史雄 氏
東京の大手企業を退職後、高知県に移住。

農業研修を経て高知市でキュウリ農家として独立就農。農業をビジネスとして考え、産地の仲間とともに、新たな取り組みにチャレンジしている。


西内直彦 氏
西内直彦 氏
東京の大手企業を退職後、高知県にUターン

父が趣味で作ったハウスで、土いじりからスタートし、現在では安芸市を代表するピーマン大規模農家として株式会社「はぐみ農園」を設立。「若い世代が農業をできる労働環境を整えたい」と日々活躍されている。

<参考URL>
パソナ農援隊申し込みページ
高知県立農業担い手育成センター

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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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