モノタロウ、通常注文と同時に申し込める「土壌分析サービス」を開始

インターネット通販サービス「モノタロウ」を運営する株式会社MonotaROは、農業総合支援サービス等を展開するイノチオアグリ株式会社と連携して、土壌分析サービスの提供を開始した。料金は5500円~8250円(税込)。



17項目を基本に土壌成分を分析

土壌分析の内容は以下の通りだ。

1.特長
・電気伝導度(EC)など17の項目を基本に土壌成分を分析する。

分析項目

2.料金プラン
畑地・温室土壌の分析
・17項目:5500円(税込)
・17項目+リン酸吸収係数:6600円(税込)
水稲土壌の分析
・17項目+可給態ケイ酸+遊離酸化鉄:7150円(税込)
・17項目+可給態ケイ酸+遊離酸化鉄+リン酸吸収係数:8250円(税込)

3.利用の手順
1)「モノタロウ」の商品ページから申し込む。
2)圃場の土を採取し、イノチオアグリの中央農業研究所に送付する。
3)2週間程度を目安に診断結果が届く。

利用の手順

結果報告書(サンプル)
 
化学肥料の使用低減や国内資源の活用などの取り組みをサポートする「肥料価格高騰対策事業」への申請にも利用可能。同社は、今回開始した土壌分析サービスの提供を通じて農業生産者の利便性向上と時間短縮に貢献したい考えだ。


土壌分析サービス(畑地・温室土壌)
https://www.monotaro.com/g/06080335/
土壌分析サービス(水稲土壌)
https://www.monotaro.com/g/06080336/
イノチオホールディングス株式会社
https://inochio.co.jp/
農林水産省「肥料価格高騰対策事業」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/220729.html
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
パックごはん定期便