農業の困りごとを相談できるLINE公式アカウント「スーパー農家トミさん」のβ版がリリース

AIを活用した農業支援システムの開発を行う株式会社LAplustは、農業の困りごとを相談できる農業特化のLINE公式アカウント「スーパー農家トミさん/Agri-GPT」のβ版をリリースした。スマートフォンやPCからLINE公式アカウントを登録するだけで利用でき、利用料金は無料。


農業に関する困りごとの相談相手に


「スーパー農家トミさん/Agri-GPT」は、OpenAI社が開発・提供する生成系AIを農業特化向けにカスタマイズしたもので、農業に取り組む方や農業の物流・販売を支える方の農業に関する困りごとの相談相手として活用できるサービスだ。

病虫害の予防・土壌設計・人材の確保・売上の促進・新規商品開発および販路開拓など、農業に関して困っていることをLINE上で投げかけると、スーパー農家である「トミさん」が回答してくれる。

今回リリースされたβ版は、1日の会話数の上限は設けられていない。質問の仕方など使い方がわからない方に向けて、病害の予防・害虫の駆除・収量の改善に関する質問例も予め準備されている。

話しかけると「よぉ、元気にしてっか?」と気さくに挨拶を返してくれる

「具体的に、詳しく質問する」、「人間に話しかけるように試しにとにかく聞いてみる」のがコツ

なお、回答の妥当性は30年以上農業に従事している専業農家に確認しており、今後も専門家の協力を得ながら妥当性を向上させていくとしている。

同社は、「スーパー農家トミさん/Agri-GPT」の提供を通じ、農業の生産性向上と後継者不足に寄与したい考えだ。

〈利用方法〉
1.専用のURL(https://lin.ee/TQOpJN2)にアクセスするorスマートフォンのカメラで下のQRコードを読み込む。
2.「追加」をクリックする。
3.農業に関する困りごとについて相談する。



「スーパー農家トミさん/Agri-GPT」活用事例
https://laplust.notion.site/AgriGPT-96f0fb88cb774707a2be97f921915fef
株式会社LAplust
https://laplust.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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