直売所検索サービス「YACYBER」に販売者と生産者が直接コンタクトを取れる機能が追加

YACYBER株式会社が運営する農産物直売所検索サービス「YACYBER」に、販売者と生産者が直接コンタクトを取れる受発注一元管理システムが追加された。

本システムの追加により、イベントの目的に合わせた商品の選定や生産者の状況に合わせた出品希望連絡が可能になる。


過剰生産や自然災害でもタイムリーな連携が可能に


YACYBERは、農産物直売所の検索サービス「YACYBER」の開発・運営などを手がける企業。オフラインでの地域コミュニティの活性化や消費者に向けた農産物販売など「地域」と「ヒト」がより良い形でつながる世界を目指したサービスを提供している。

今回、追加した受発注一元管理システムは、発注書や納品書、請求書、領収書等の発行もできるコンタクト機能。


販売者からの注文の内容が生産者のメールアドレスに自動で送信されるため、万が一農産物の収穫が追い付かない状況になった場合でも、その場ですぐに連絡できるという。

また、イベントや直売所開催までのスケジュールや商品の選定がスムーズに決定できるほか、過剰生産や自然災害など予期せぬ事態が発生してもタイムリーな連携が図れる。


商品ページには、各生産者が生産した農産物の特徴やレシピ等の紹介のほか、出荷可能な在庫数も表示される。特に販売したい農産物や生産者が知る一番おいしい食べ方などを記載することで、販売促進のためのアプローチを仕掛けることができる。

同社は、今回追加した受発注一元管理システムを通じ、農産物の購入に役立つリアルな情報を届けたい考えだ。


農産物直売所検索サービス「YACYBER」
https://yacyber.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
パックごはん定期便