直売所検索サービス「YACYBER」に販売者と生産者が直接コンタクトを取れる機能が追加

YACYBER株式会社が運営する農産物直売所検索サービス「YACYBER」に、販売者と生産者が直接コンタクトを取れる受発注一元管理システムが追加された。

本システムの追加により、イベントの目的に合わせた商品の選定や生産者の状況に合わせた出品希望連絡が可能になる。


過剰生産や自然災害でもタイムリーな連携が可能に


YACYBERは、農産物直売所の検索サービス「YACYBER」の開発・運営などを手がける企業。オフラインでの地域コミュニティの活性化や消費者に向けた農産物販売など「地域」と「ヒト」がより良い形でつながる世界を目指したサービスを提供している。

今回、追加した受発注一元管理システムは、発注書や納品書、請求書、領収書等の発行もできるコンタクト機能。


販売者からの注文の内容が生産者のメールアドレスに自動で送信されるため、万が一農産物の収穫が追い付かない状況になった場合でも、その場ですぐに連絡できるという。

また、イベントや直売所開催までのスケジュールや商品の選定がスムーズに決定できるほか、過剰生産や自然災害など予期せぬ事態が発生してもタイムリーな連携が図れる。


商品ページには、各生産者が生産した農産物の特徴やレシピ等の紹介のほか、出荷可能な在庫数も表示される。特に販売したい農産物や生産者が知る一番おいしい食べ方などを記載することで、販売促進のためのアプローチを仕掛けることができる。

同社は、今回追加した受発注一元管理システムを通じ、農産物の購入に役立つリアルな情報を届けたい考えだ。


農産物直売所検索サービス「YACYBER」
https://yacyber.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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