アグリメディア、独自の大規模農地を紹介するオンラインセミナーを2024年1月18日・26日に開催

農業ビジネスを展開する株式会社アグリメディアは、農業法人向けオンラインセミナー「大規模農地紹介セミナー」を2024年1月18日(木)・26日(金)に開催する。参加費は無料。


自治体の大規模農地情報を提供


農林水産省によると、農家一戸当たりの農地面積は、日本を1とした場合、スイスは5、ドイツは6、フランスは13、アメリカは36と国際水準と比較して大きな開きがあるという。その理由は、戦後すぐに行われた農地開放によって、それまで地主が有していた農地の所有権を小規模農家に分配したからで、その結果「日本の農家一戸当たりの農地面積は、国際的に見て異例ともいえる水準まで低下した」といわれている。

しかし、その後の時代の変化に伴い、農地の貸し借りを促す法改正を行うなど、農林水産省は意欲のある農家を対象に分配した農地を集める環境を整えてきたが、いまだ十分といえる成果は得ていないという。

とりわけ地形が複雑な本州で見られるのが、点在した農地で耕作せざるを得ない農業法人の存在で、前述した構造的な農地の問題から非効率な農業経営を余儀なくされているケースが目立ってきている。

また、農地が点在していると、移動に時間を要したり、農業機械をうまく運用できなかったりなど、コストの上昇や生産性の悪化を招くことから、仮にドローン自動運転の機械など最新テクノロジーを活用したスマート農業を導入しても十分な効果は得られないという。

そのため同社では、こうした農地を取り巻く現状を「農業の1丁目1番地の課題」ととらえ、農業法人を集積させたり、農的コンテンツを集めたりする「農業型街づくり」を目指す地方自治体とコンサルティング契約を結び、農業法人が使いやすい整った形での大規模な農業ゾーンを定めた上で、自治体の担当者とともに当該農地の権利を持つ農家を戸別に訪問し、貸し出しの同意を取り付けるなどの取り組みを行っている。

今回開催される「大規模農地紹介セミナー」は、同社がコンサルタントとして関わる関東・東北地方の「農業型街づくり」に関する情報を提供するオンラインセミナー。同社が関わる自治体の大規模農地情報を提供し、面的にまとまった条件の良い農地への進出を促すことで、拡張意欲の高い農業法人の成長を後押しする。


なお、セミナー終了後には希望者を対象にした現場視察や進出支援の実施も予定しているとのこと。

開催概要


「大規模農地紹介セミナー」
日時:2024年1月18日(木)・26日(金)17:00~18:00※セミナー内容は両日とも同じ
場所:オンライン(WEB会議システム「Zoom」を使用)
料金:無料
申込URL:https://agrimedia.jp/seminar/202401/


株式会社アグリメディア
https://agrimedia.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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