持続可能な農業の新技術と消費者トレンドの変化をテーマにした「第3回みどりGXセミナー」が3月22日に開催

株式会社日本農業新聞は、持続可能な食と農に関する情報を提供する「第3回みどりGXセミナー」を2024年3月22日(金)にオンラインで開催する。参加費は無料。


「持続可能な農業の新技術」と「消費者トレンドの変化」について


日本農業新聞が開催する「みどりGXセミナー」は、LINEを使ったデジタルメディア「みどりGX新聞」の創刊を記念して行われるセミナー。

3回目となる今回は、「持続可能な農業の新技術」と「消費者トレンドの変化」がテーマ。循環型農業に詳しい東京農業大学の入江満美准教授と、産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン取締役執行役員COOの山下麻亜子氏を講師として招き、講演後は受講者からの質問を基にディスカッションも行われる。

セミナーの内容は以下の通りだ。

講演内容


「持続可能な農業を実現するための新しい技術」
東京農業大学 国際食料情報学部 准教授 入江満美氏 


私たちは毎日食べます。その食べ物の栄養は土壌から得ています。摂取する栄養については知られていますが、その基盤である土壌についてはあまり知られていません。土壌は、地球を覆う薄い皮膚ともいわれるほど、薄い層です。この薄い土壌を基盤として農作物は育てられています。

しかし今、世界の土壌の1/3は何らかの劣化に直面していると報告されています。有機物を入れて健康な土壌をつくることが世界人口を養う鍵になるでしょう。セミナーでは、有機物を活用した農業を実現するために進められている肥料の技術などについて事例をご紹介し、これまでの日本の優れた土壌管理から今後の展望について考えます。

「消費者トレンドから見た第一次産業~起きている変化と今後の可能性~」
ビビッドガーデン 取締役執行役員COO 山下麻亜子氏 


消費者のトレンドが第一次産業に与える影響は多岐にわたります。例えば、健康志向の高まりによりオーガニック食品や直売へのニーズが高まっています。また、環境への配慮や食品安全への関心も増しており、第一次産業の生産方法や流通システム、販売戦略に影響を与えています。こういった消費者の動向が第一次産業に与える影響に焦点を当てながら今後の可能性についても議論していきます。

開催概要

日時:2024年3月22日(金)13:30~16:00
場所:オンライン(Zoom Webinarを使用)
料金:無料
申込URL:https://questant.jp/q/CL1PH6M4
申込〆切:2024年年3月21日(木)正午


株式会社日本農業新聞
https://www.agrinews.co.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便