西村康稔経済再生担当大臣が、スマート農業実用化に向けたオプティムの取り組みを視察

2019年10月19日、西村康稔経済再生担当大臣が、現場の声を政府の成長戦略に生かすための全国視察の一環として、佐賀大学本庄キャンパス内にあるオプティム佐賀本店を訪問した。

キャンパス内の大豆畑にて、スマート農業実用化に向けた取り組みである「ピンポイント農薬散布技術」のデモが行われ、全自動農薬散布ドローン「OPTiM X」が、液体農薬を模した水を、あらかじめAIが病害虫を検出したとした場所にのみピンポイントで自動散布する様子を見学した。

佐賀大学本庄キャンパス内の大豆畑でピンポイント農薬散布技術のデモを見学する西村大臣(中央)

ピンポイント農薬散布のデモ飛行の様子

また、AIを活用した無人店舗である「モノタロウAIストア」を視察したほか、佐賀本店内にあるジオラマルームにて、パネルや模型、デモ機を見学し、オプティムの事業全般について説明を受けた。

線路上またはホームでの異常を、AI解析・検知する仕組みを模型で説明

遠隔医療などを実現するスマートグラス

無人店舗「モノタロウAIストア」も見学

西村氏は視察後、記者団の取材に応じ「ドローンの規制緩和など新しい時代にふさわしい規制改革を行っていきたい。オプティム社が行っているような新しい技術を活用した取り組みを成長産業として後押ししたい」とコメントし、ドローンやAIを用いた新しい農業のあり方に期待を寄せた。

株式会社オプティム
https://www.optim.co.jp/


SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便