「水稲無コーティング湛水直播栽培フォーラム」が2月13日に秋田県大仙市で開催

農研機構は2020年2月13日、無コーティング湛水直播栽培技術の向上と普及拡大を目的とした「水稲無コーティング湛水直播栽培フォーラム」を、秋田県大仙市の仙北ふれあい文化センターイベントホールで開催する。

当日は水直播栽培の概要や生産者の情報、実証試験の結果などが話し合われる公開討論会のほか、栽培方法の紹介のほかパネルディスカッションや、成果報告、相談会が予定されている。


全3部を通じて「水稲無コーティング湛水直播栽培」を考える

フォーラム当日は、全3部構成で進行する予定だ。詳しくは下記の通り。

第1部:無コーティング湛水直播栽培の意見交換会・パネルディスカッション

第1部は、農研機構東北農業研究センターの白土宏之氏や、株式会社石井製作所の菅原 金一氏、農研機構東北農業研究センターの伊藤景子氏らによる栽培方法の紹介のほか、生産者等を含めたパネルディスカッションや意見交換会が予定されている。

第2部:大仙市直播栽培導入推進事業等成果報告会

第2部は、秋田県大仙市で行われている無コーティング湛水直播栽培の成果報告会で、農林水産省東北農政局の浜田 謙二郎氏や農研機構東北農業研究センターの白土宏之氏、農研機構東北農業研究センターの太田久稔氏、農研機構東北農業研究センターの今須宏美氏らが登壇する予定だ。

第3部:無コーティング湛水直播相談会

第3部は、関係機関や行政、生産者を含む農業関係者らを対象とした相談会を予定している。


プログラム


第1部:無コーティング湛水直播栽培の意見交換会
・挨拶 (13:00~13:05)
・水稲無コーティング湛水直播栽培の紹介(13:05~13:45)
(1)『無コーティング湛水直播「かん湛!」の概要』
(2)『播種機と全国の導入事例』
(3)『根出し種子の紹介』
・(13:45~14:45)意見交換会 
(4)『生産者等による情報提供』
(5)『パネルディスカッション』
・休憩(14:45~15:00)

第2部:大仙市直播栽培導入推進事業等成果報告会
・挨拶(15:00~15:10) 
・成果報告 (15:10~16:10)
(1)『大仙市直播栽培導入推進事業の実証試験』
(2)『東北農政局営農計画管理調査(田沢二期地区)』
・研修会 (16:10~16:45)
(3)『直播適性水稲品種ゆみあずさ』

第3部 無コーティング湛水直播相談会
・談話室(16:45〜17:00)


開催概要

水稲無コーティング湛水直播栽培フォーラム
  • 日時:2020年2月13日(木)13:00~17:00
  • 会場:仙北ふれあい文化センター・イベントホール
  • 住所:秋田県大仙市堀見内字元田茂木7‐1
  • 料金:無料
  • 申込〆切:2020年2月6日(木)


農研機構
http://www.naro.affrc.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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