後付けできる農機自動操舵システム「GFXシリーズ」、みちびきのCLASに正式対応

株式会社ニコン・トリンブルは、トラクター・田植機に後付けできるGNSSガイダンス・自動操舵システム「GFXシリーズ」が、日本の衛星測位システム「みちびき」が提供するCLAS(センチメータ級測位補強サービス)に正式対応したと発表した。

上空に遮るものがない環境であれば、国内のあらゆる屋外ほ場において、CLASを利用した「GFXシリーズ」による高精度なGNSSガイダンス・自動操舵システムの導入が可能となる。

GFXシリーズ自動操舵キット

スマート農業を効率的に導入可能に


ニコン・トリンブルが提供する「GFXシリーズ」は、トラクター・田植機を利用する全国の生産者向けに販売する、農機に後付けできるGNSSガイダンス・自動操舵システム。今回、日本の衛星測位システム「みちびき」が提供する、誤差数cmの高精度な衛星測位を行うためのサービス、CLASが利用できるようになった。

みちびきがL6信号で配信するCLASは、衛星が補足できる屋外なら全国のほ場で利用できる。そのため、これまで安定した補正情報の取得が難しいとされていた中山間地やキャリア回線不通地域でも、高精度な自動操舵作業が可能となる。

また、スマートフォンやBluetoothアンテナの準備、補正情報サービスの契約や設定といった煩雑な作業を省略できるため、農機に取り付けたその日から、高精度で効率的なスマート農業に取り組むことができる。

CLASサービスのイメージ画像

CLAS測位時の「GFXシリーズ」をほ場で走行させた際の作業精度(自動操舵時の作業線に対してのずれ)は数cmとなっており、既存製品でRTKを用いた自動操舵時の作業精度と比較しても遜色はないという。さらに、1分以内に位置精度が収束するため、ほ場ですぐに利用することが可能だ。

作業精度の比較(左:RTK / 右:CLAS)

CLAS対応製品の出荷については、2026年1月出荷品より対応。なお、先行で販売している既存の補正情報サービス対応のNAV-960を用いたGFXシリーズの利用者がCLAS利用を希望する場合は、ファームウェアのアップデートとCLASライセンスの無償提供を行うとしている。

ほか、CLAS専用モデル製品として、使用する補正情報サービスをCLASに特化した「GFX-350 CLAS Edition」も発売。希望小売価格は165万円(税込)。出荷開始日は2026年2月2日(月)以降。


株式会社ニコン・トリンブル
https://www.nikon-trimble.co.jp/
GFXシリーズ用ガイダンスコントローラー「NAV-960」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=460
GNSSガイダンスディスプレイ「GFX-350」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=92
GNSSガイダンスディスプレイ「GFX-1060」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=441
GNSSガイダンスディスプレイ「GFX-1260」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=442
自動操舵システム「Autopilot Motor Drive」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=96
自動操舵システム「EZ-Pilot Pro」
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=97
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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