オプティム、「ドローン遮光・遮熱剤散布DXサービス」の全国提供を開始

株式会社オプティムは、農業用温室や畜舎・工場・作業場などの生産現場向けに、ドローンを用いて遮光・遮熱剤を散布する「ドローン遮光・遮熱剤散布DXサービス」を全国で開始した。


「ピンポイントタイム散布サービス」のパイロットリソースを活用


近年の全国的な夏季の高温によって、施設園芸作物や畜産物の生理障害による被害が発生している。農産物の収量確保のためには、遮光などの対策を行うことが重要となる。また、2025年6月1日には、労働安全衛生規則の改正により職場の熱中症対策が義務化され、施設の中で働く労働者の熱中症対策が求められている。

こうした高温対策では、施設の屋根に塗布することで光を反射し、施設内部の温度上昇を抑制する「遮光・遮熱剤」の散布も有効だ。その一方で、現場では「屋根が高く地上からの塗布が難しい」「屋根に登るのが不安」「大面積を素早く散布したい」など、施設の構造によってさまざまな課題があるという。

こうした課題を解決するため、オプティムは2025年6月よりドローン遮光・遮熱剤のドローン散布サービスの試験提供を行い、現場での有効性とニーズを確認。その結果を踏まえ、全国で提供している「ピンポイントタイム散布サービス」のパイロットリソースを活かした「ドローン遮光・遮熱剤散布DXサービス」の全国提供を開始した。

「ドローン遮光・遮熱剤散布DXサービス」は、ドローン運航管理、デジタル地図管理、パイロット管理、申し込みや請求管理までをデジタルプラットフォーム上で実現するサービス。散布作業においては、足場の組み立てやハウスの登頂が不要で、安全に散布が可能。また、自動飛行を利用したアトマイザー式のドローンにより、ムラの少ない散布が行える。

従来の動力噴霧器を利用した散布より約210%も効率的に散布可能で、今回開始したサービスでは、1日に最大1~2haまで散布できるとしている。

1日あたりの最大散布可能面積(ha)
事例1:神奈川県農業用温室(トマト)
事例2:宮城県農業用温室(トマト)
事例3:群馬県畜舎(鶏舎)

株式会社オプティム
https://www.optim.co.jp/
「ドローン遮光・遮熱剤散布DXサービス」
https://www.optim.co.jp/agriculture/services/shading-agent-spray/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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