「できる.agri」、設問に答えるだけで「のびしろ」が分かる「できる.agri 農業のびしろ診断β版」をリリース

できる.agri」は、生産者の「のびしろ」や「強み」が分かる診断システム「できる.agri 農業のびしろ診断β版」を4月10日に発表した。設問の回答に合わせて回答者の「強み」と「のびしろ」を診断し、生産者の課題に合わせた最適な課題解決方法を提案してくれる。


「できる.agri 農業のびしろ診断β版」は、全30問の設問に回答することで、何が自身の「強み」で、何が改善の余地がある「のびしろ」なのかが分かる、生産者向けの診断システム。回答の点数に合わせて「経営」「生産」「販売」項目それぞれの診断結果を表示する。

設問は、
  • (経営)事務作業に充てる時間は充分足りている
  • (生産)反収や品質に課題を感じている
  • (販売)個性やアピールポイントが明確になっている
といったものが用意されており、診断結果は図とともに表示される。


できる.agriは、全国ツアーなどで直接生産者の方と関わる中で、耳にしてきた「フェーズに応じたITツールの選択方法が分からない」「そもそも自分の課題がどこにあるか分からない」「課題だと思っていたものが本当の課題ではなかった」といった声に対する解決策として、少しでも多くの人に自身の「課題」「のびしろ」に向き合ってもらえるようにと、本サービスを開発した。


なお、「農業のびしろ診断β版」の発表に合わせて、できる.agriでは生産者向けの無料相談会をオンラインで実施する。

相談会は、
  • 農業経営の小さなモヤモヤ相談会
  • ブランドの魅力発掘・発信相談会
  • 採用にお困りの人相談会
  • 農家のためのPR・情報発信相談会
といったものを準備している。

対象は生産者で、参加費は無料。申し込み不要で開始時間にそれぞれの相談会URLから「ZOOM」を使って参加するだけでいい。なお、事前に「できる.agri 農業のびしろ診断β版」での診断を済ませてほしいとのこと。


できる.agri 農業のびしろ診断β版
http://dekiru-agri.jp/nobishiro/
できる.agriオンライン相談会
http://dekiru-agri.jp/online/

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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