テレワーカー向け農業×副業サービス「農 Side Jobs」、関東限定でプレメンバーを募集中

農業生産者の採用支援をする株式会社West Fieldは、農業×副業のサービス「農 Side Jobs」のプレメンバーを募集中だ。人数は関東地方(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)限定で30名。


農 Side Jobsは、リモートワーカーやテレワーカーと、本業を在宅または地方で行っている方を対象とした、農業作業の副業支援サービス。

農業の有効求人倍率(新型コロナ前のデータ)は全国で1.71倍となっており、通常の職種よりも高い水準となっている。また新規就農者は微増している一方、新規で就農したものの3年以内に離職する人が35%もいるというのが現状だ。新規就農ではなく、正社員で採用した場合の離職率は約60%(同社調べ)となっている。

業界として、正社員を採用成功させるハードルは高く、採用決定ができたとしても定着しないという現実がある。新しい技術が開発され、人の作業が簡略化されてきてはいるものの、新しい技術を人の力で応用するということも求められている。

そんななか、「農 Side Jobs」は、一つの組織に属するのではなく、時間、場所を問わない働き方の多様化によって農業生産者の人材課題を解決すべく、サービス開始に向けてプレメンバー(仮名:農作業サポーター)を募集している。

農作業サポーターが受けられるメリットとして、農業の知識などが身につくこと、報酬とともに生産物もおすそわけしてもらえること、隙間時間に体を動かして副業ができることなどを挙げている。これらにより、生産者の人材不足を解消でき、お金では買えない体験や豊かな食事ができるとしている。


今回の初期メンバー募集については、関東地方(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)限定で、30名までとなっている。

農 Side Jobs
https://nosidejobs.studio.design/


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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