農林水産分野の副業マッチングサービス「ノウタスフリーランス」がスタート

ノウタス株式会社は、副業・フリーランス希望者と農林水産関連の仕事をマッチングするプラットフォーム「ノウタスフリーランス」の提供を開始した。

副業やフリーランスとして農林水産分野に参画することで、自分の経験やスキルを活かし、新たなキャリアを築く機会が得られるとともに、農林水産関連の課題解決や地域振興に貢献することができる。


個人のスキルを活かして農林水産業の課題解決に貢献


ノウタスは、観光農園のデジタル化やキャッシュレス化を支援する「クダモノガリプラス」や、消費者が購入価格を自由に決められる「ノウタスモール」などのデジタルサービスを展開する企業。地方自治体と協力したデジタルサービスの導入や農産物のブランディングを通じて、農林水産業に関わる人とのネットワークを構築してきた。


このような取り組みを行う中で、主にITやデジタルに関連するスキルを持った人材を探す生産者側のニーズと、自身のスキルを農林水産業に活かしたい個人のニーズが存在していることに気付いたという。これらをうまくマッチングさせるため、新たなサービスとして「ノウタスフリーランス」を立ち上げた。

今回スタートしたノウタスフリーランスは、副業やフリーランスの個人が農林水産関連のプロジェクトにリモートで参画できるマッチングサービス。これまでに築き上げたネットワークを活用し、地方創生や農林水産業に関連する案件を紹介する。  個人のスキルと農林水産業のマッチング事例は、以下の通りだ。

フロントエンジニアの新たな挑戦
フロントエンジニアとしての経験を活かし、自治体主導のアプリ開発案件に参加。地方創生や農林水産業に関するサービスに携わり、本業との両立を実現。

タレントと農家のコラボレーション
タレントとして活動しながら、農家さんと果物のブランドを立ち上げ。芸能業界で築いた人脈や経験を活かし、新たなキャリアを構築。

地方都市からの参画プロジェクト
中部の地方都市から地域通貨の開発導入プロジェクトに参加。街の課題解決に貢献し、地域とのつながりを築くことができた。

農林水産業においてもITエンジニアやデジタルマーケター、コンサルタントなど多様なスキルが求められているという。基本的にフルリモートで、週2日や短時間業務など柔軟な案件が多く、自身の働き方で農林水産業の発展に貢献できるのが魅力となっている。


ノウタス株式会社
https://www.notas.co.jp/
ノウタスフリーランス
https://freelance.notas.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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